PolyGit を試してみた

Working Copy の代替となる iOS 用の Git クライアントを少し前に探していた。でも、だいたいこの Working Copy が候補に上がってくるので、なかなか良いものが見つからなかった。

そんな中、Reddit で PolyGit を見つけた。その後、ダウンロードはしたのだが、いろいろ忙しくてアプリを起動してなかった。

そして今日、初めてアプリを起動して使ってみた。

結論、若干機能不足で解決できない問題が残っているけどクセがあまりなく全体的には使いやすいといった感じだ。Working Copy と比較して、良いところもあれば悪いところもあるという感じだ。

まずエディタだが、Working Copy での不満として、文字を入力し終わって数秒経つとフォントやシンタックスが自動で適用されるのだが、そのときに表示がガタッてなってずれるという問題がある。そして入力カーソルが一番下にある(たいてい文字を書くときは下に追記していくはずだからだいたいの場合そう)場合はガタッてなったときに一番下の文字が隠れてしまうので、毎回スクロールしなければならないという致命的な弱点がある。

あと、一番下までスクロールしても、一番下にある行までしかいかない。いわゆるプログラミングエディタによくある設定の、一番下の行を超えてスクロールすることができない。

これらの解決策として、ファイルの下に空行を複数行作っておく、という方法でなんとか誤魔化していたのだが、それでもガタッてなるのはやっぱり気になるし、定期的にスクロールしないといけないのは面倒だ。

その点、PolyGit は及第点といったところ。ガタッてなる現象は発生しない。一番下の行を超えてスクロールすることはできないが、一番下の行の下に多少のスペースは入るのでそこまで見づらくはない。

あと、Working Copy は、マークダウンでリストを書くとき、次の行に行くと自動的にアスタリスクを付与してくれるのだが、それを消したとき 1 スペース、無駄なスペース文字が残ってしまう。さらに連続で改行するとずっとアスタリスクがついてきてしまう。たいていこういうのは、2 回連続で改行を入れた場合はアスタリスクが消える仕様になっているものだが、ずっとついてきてしまうのだ。

この点も PolyGit は解決している。

ただ、逆に PolyGit にもエディタの弱点がある。不可視文字がわかるようにする機能がないのだ。だからスペースが余計に入っていたりしても気付けない可能性がある。

次にリポジトリ間の移動のしやすさだが、残念ながらこれは Working Copy と同じく PolyGit も理想的ではないなと思った。ただ Working Copy よりは多少マシかなって感じ。

個人的には、どの画面にも常にリポジトリ間の移動ができるメニューがあってほしかった。そこにクローンしたリポジトリ一覧があって、タップするとすぐに移動できるような感じ。リポジトリのお気に入り機能とかがあるとなお良い。

まあとりあえずこんなところだろうか。Working Copy と比べて一長一短って感じだから、どっちを今後使うことになるかはしばらく使ってみないとわからないけど、とりあえずまだ数十分しか使ってないのでしばらくは PolyGit を使ってみることにする。

その他、気づいたこと