Google AdSense 審査チェックリスト
Google AdSense の審査は年々厳しくなっているようだ。しかも審査落ちした場合に、具体的な理由を教えてもらえないので何を修正したら良いかわからない。
そのため、結局は手当たりしだいに怪しいポイントを地道に修正していくしかないのだが、その際に確認しておくべき項目をまとめておく。
確証度が低いものは、Google AdSense の審査に合格するための記事に書かれていることがあるが、本当に効果があるか定かではない。
確証度: 高
- 広告コードが正しく貼り付けられていることを確認する
- 審査を受けるすべてのページに貼り付けられているか
<head>
から</head>
の間にあるかどうか
- ポリシー違反がないか確認する
- 後述する「ポリシーについて」を参照
robots.txt
を追加する- Google のクローラーをブロックしないこと
robots.txt
が有効かどうか Google Search Console で確認する- コンテンツをカテゴライズする
- 記事とその他のページ (プロフィールページやお問い合わせページなど) が、はっきりとわかるように区別されている
- メニューバーなどを利用すると良い
- ログインページなどは審査対象から外すように設定する
- 具体的には以下を確認
- ログインページなどの URL を
robots.txt
のDisallow
に追加する - ログインページなどの
<head>
内に広告コードを貼り付けない - サイトマップやフィードにログインページなどを含めない
- ログインページなどの URL を
- ログインページなどを審査された結果、質の低いコンテンツと見做される可能性がある
- ログインページ以外にも、GitHub Pages でホスティングしている場合は README や Gemfile などが誤って公開されていないか確認する
- 具体的には以下を確認
確証度: 中
- フィードを追加する
- Jekyll の場合は
jekyll-feed
が使用できる
- Jekyll の場合は
- SEO タグを追加する
- Jekyll の場合は
jekyll-seo-tag
が使用できる
- Jekyll の場合は
- サイトマップを追加する
- Jekyll の場合は
jekyll-sitemap
が使用できる
- Jekyll の場合は
- サイトマップを Google Search Console に追加し、有効であることを確認する
- 初回は Couldn’t fetch というエラーが発生することもあるが、問題なければ 1 〜 2 週間待つと自動的に有効になる
- 別のブログ (別 URL) から同じ記事内容で引っ越す場合は、以前のブログ側にリダイレクト処理を入れる
- 審査のためだけで、301 リダイレクトを入れたくない場合は、代わりに 302 リダイレクトを使用する
- 審査対象のドメインに
www
がある場合、www
なしでアクセスした際にwww
ありにリダイレクトされるようにする- 例:
example.com
→www.example.com
www
をつけなければいけないということではなく、もしwww
をつけている場合は、つけずにアクセスしたときのリダイレクト処理が必要ということ
- 例:
確証度: 低
- お問い合わせページを追加する
- 合格の確率が上がる可能性がなくはないが、これがなくても通る
- プライバシーポリシーページを追加する
- 合格の確率が上がる可能性がなくはないが、これがなくても通る
- 著者の所在・所属・プロフィール情報などを追加する
- 所在・所属まで記載する必要はないが、プロフィールページはあったほうが良いかもしれない
- コメント機能を導入する
- Disqus のような外部ツールでも良い
- 記事をカテゴリ分けする
- パンくずリストを追加する
- 合格の確率が上がる可能性がなくはないが、これがなくても通る
審査対象とならない項目
- 記事数
- 5 記事程度でも審査に通るらしい
- むしろ記事数が多いと以下の問題点が発生する
- 審査される内容が多い分、引っかかる箇所が多くなり、結果的に審査に通りづらい可能性がある
- 審査に落ちたとき、具体的にどの記事に問題があるのかの把握が難しい
- 再審査までの期間
- 一度審査に落ちたら、再審査の申請はしばらく程度待ってから行うという情報があるが、それは関係ない
- 審査落ちの通知が来たあと、修正してすぐに審査を申請しても良い
- アフィリエイト
- アフィリエイト記事があると審査に通らないというのは間違った情報である
- ただしアフィリエイトを全面に押し出しすぎるあまり、質の低いコンテンツと見做される可能性はある
- 写真
- 写真は載せていても問題ない
- ただし他サイトから無断転載するとポリシー違反として審査が通らない可能性がある
審査合格のポイント
- 審査中にサイトの内容をなるべく変更しない
- 審査中に変更すると審査が落ちるというわけではないが、審査が遅くなる可能性がある
- 安定してサイトが公開されている状態にする
- 審査中に一時的にアクセスできない時間帯があったり、レスポンスが悪かったりすると審査が通りづらい
- 記事数を減らしてみる
- 記事数が多いとどの記事に問題があるか把握しづらいため、審査落ちに対して疑わしき記事は一時的に非公開設定にしてみる
- 記事を削除する必要はなく、CMS やブログの設定で一時的に非公開にするだけで良い
ポリシーについて
「確証度: 高」の項目に「ポリシー違反がないか確認する」があるが、正直これに関しては具体的な作業手順を説明することができない。
そのため、Google AdSense のポリシーについて書かれたドキュメントを読んでほしいとしか言いようがない。
特に注意すべきポイントとしては以下の 3 点。
- 質の低いコンテンツがないか
- 内容が薄い記事 (文字数が少なすぎる記事)
- 広告を掲載するほどの価値がないと判断される質の記事
- 他サイトからのパクリコンテンツがないか
- 転載
- 他サイトとほぼ同じ内容 (オリジナリティがない)
- 誤解を招く誘導がないか
- 記事ページとそれ以外のページの混在
- 外部サイトとの区別がつかない導線
Google AdSense のポリシーについて書かれたドキュメントを以下にまとめておく。
- How to get your site approved for AdSense?
- YouTube 動画 (英語)
- 特に注意すべきポイントについて簡潔にまとめられている
- この動画で解説されていることは、一応この記事でもすべて言及している
- AdSense Program policies
- AdSense Site Approvals series
- サイトの承認手続きに関する YouTube 動画の再生リスト (英語)
- Google AdSense Help Community
- Your AdSense Page