日記を非公開にした

日記を非公開にすることにした。理由としては主に 2 つある。

どちらかというと前者の理由のほうが強いだろう。

最近、職場の同僚にモヤモヤしている。人生の質を向上させるような本を読むこと、英会話教室など、自分のスキルを積極的に高めようとしているその同僚を見て、嫉妬している自分がいる。

他人と自分は違う。他人は他人、自分は自分。それは理屈ではわかっているのに、どうしても比べてしまう自分がいる。自分より成長に貪欲である他人に反応せずにはいられない。

最近そのことに悩んでいて、反応しない練習 という本を読んだ。ちょうど今日、読み終えた。

でも、いきなりすぐに他人に対する嫉妬から解放されるわけではない。嫉妬に心が囚われたらそれに気づき、自分の内側の本当の心に目を向ける。その練習を繰り返すことによって、徐々に嫉妬に振り回されない正直な心を手に入れることができるのだと思う。

だからそれまでは、日記を非公開にしようと思う。日記に、自分が読んだ本とか英語の勉強をしていることを書いて、それを自分が嫉妬している人が読んでいて触発してしまうと、なんだか損した気分になるからだ。競争のきっかけを与えたくない。自分は自分の信じる道、やりたいことを淡々とやっていきたい。そしてそれを日記に毎日書き記していきたい。でも、それを見られていると思うと気が気でなくなる。まだ嫉妬の心は抜けていない。だからそれまでは、日記を非公開にしたい。

日記を見られていて、触発してしまうかもしれないということを考えて、書きたいことを書けないのは完全に他人に振り回された思考になってしまっている。それは避けたい。日記はあくまで自分の感情や出来事を表現する場であって、周りの環境や周りの目を気にして書く内容を制限されるものであってはならない。

でも、後者の理由もある。2021 年 10 月 6 日にプライベート日記で書いたように、直近 1 年間の日記は非公開にして、1 年過ぎたら自動的に公開されるような仕組みにしても良いのかなと思った。

ただ、以前の日記システムではそれができたけど、今は GitHub に移行してしまったから、リポジトリ自体は非公開にしなければならない。それが微妙だなとは思う。でも GitHub で管理する以上はそれは避けては通れない。2 つリポジトリを用意して、1 年以上過ぎたものだけを丸々コピーして公開するミラーリポジトリを作ればそちら側のリポジトリに関しては公開することもできるが、そこまでするか? という気持ちにもなる。

まあプライベート日記に書いたときと同じように、アイデアとしては今も賛成だけど、肝心の「どうやるか」の部分で悩むことにはなりそうだ。

少し話は変わるが、他人に嫉妬することは今に始まったことではない。思い返せば、こどものときからそうだった気がする。そして、それと関連しているのかは定かではないが、他人に不用意に有益な情報を与えたくないという気持ちが働いてしまう。嫉妬しているということは、勝手に競争しているということであり、その競争において他人に有利になることをあえて教えるようなお人好しなことはしないはずだ。だから、嫉妬がトリガーとなって、あまり自分の情報を出したくなくなったりするのではないかと思う。まさに今、この日記を非公開にしているように。

ひとたび嫉妬が始まると、あらゆることが競争の対象になってしまう。こんな本を読んでいるとか、こういう勉強をしているとか、人生において有益になりそうなあらゆる物事に対して反応してしまう。そして、自分もそれらの物事をしていることを隠したくなる。相手にやる気の火をつけたくないからだ。特に相手が、「この人もがんばっているから自分もがんばろう」などと考えるような性格の人物ならなおさらだ。

自分は全くそういう性格ではない。むしろ誰もやっていないようなことをやることに対してモチベーションややる気を感じるタイプだ。だから他人も同じことをしていると後からわかった瞬間、今やっていることに対しての情熱が薄れることがある。これは自分でも本当に意味がわかない感情であると同時に、すごくもったいないとも思う。

だから、自分の殻にこもる、という表現だとネガティブイメージになってしまうが、自分の内面だけを見て (他人のやっていることを一切に見ずに) 自分がやりたいと思うことだけをひたすらやるというほうが自分には合っているし、たぶんそれが自分にとっては「正しい」のだろう。

だから、誰にも見られていないところでこうして記録を残したりすることは好きだし、誰にも見られないから制限されることなく好きに書けるからとても心地が良い。でも一方で、自分の記録や出来事をインターネットの海に晒したいという気持ちもあって、すごく複雑な心境である。

だからやっぱり 1 年以上経ったら自動で公開されるような仕組みがほしいなあと思う。これを『タイムカプセルシステム』と呼ぶことにしよう。

さて、話が脱線してしまったが、とにかくしばらくは非公開にして好き勝手に書こうと思う。今まで日記が止まっちゃっていたのはそういう背景もあっただろうから。

でも、いずれ公開することも考えて、個人情報だけは載せないようにしておこう。たとえばここでいうと嫉妬している同僚の名前とかかな。数年経てばこんなこともあったなあという単なる思い出として振り返れるかもしれないから、そのときに気軽に公開できるようにするために、個人情報は伏せておこう。

とりあえずこの話はこれで終わり。

明日やること