友人とオンラインゲームをやる際の YouTube Live 配信設定メモ
これは何の記事
休日に友人や同僚とオンラインでゲームをする機会が今までに何度かあり、今後も継続していこうと思っている。
そして、ゲームプレイや思い出の記録として、ゲームをプレイするときは YouTube Live で毎回配信するようにしている。
ところが、毎回セットアップする際に、主に音響周りで音量の調整に手間取ったりしている。
そこで、今後はなるべく手間を取らないようにするために、うまく調整できていたときの設定状態をメモしておこうと思う。
あくまで個人用のメモなので、誰かのために書く記事ではないが、これを見た人の参考になれば幸いだ。
また、設定を更新した場合はこの記事も更新する。
使っている機材
- MacBook Pro
- Blackmagic eGPU Pro
- eGPU (AMD Radeon RX Vega 56)
- eGPU がなくても問題なさそうだが、ライブ配信時のリアルタイムエンコードは重い処理なのであったほうが良いかも
- CAM LINK
- キャプチャボード
- 以前は GPU 側に接続していたが、映像が定期的に乱れる現象が発生したため、USB-C to USB-A アダプタをかませて MacBook に接続している
- Audient EVO 4
- オーディオインターフェース
- SHURE SM7B
- ダイナミックマイク
使っているアプリケーション・サービス
- Streamlabs OBS
- 配信ソフト
- LadioCast
- 仮想オーディオミキサー
- Soundflower
- 仮想オーディオ
- BlackHole も試してみたが、なぜか Mac からの音声 (Google Meet の他の人の声) がノイズだらけ (飛び飛び) になってしまったので、Soundflower を以前から継続して利用している
- Google Meet
- 会話用
Streamlabs OBS の設定
音声ソースの設定
以下の 3 つの音声を用意する。
- Soundflower (2ch)
- 音量: 100 % (0.0 dB)
- ノイズ抑制 (Noise Suppression)
- RNNoise
- ゲイン (Gain)
- 7.5
- コンプレッサー (Compressor)
- Ratio: 10
- Threshold: -18
- Attack: 6
- Release: 60
- Output Gain: 0
- Sidechain/Ducking Source: None
- 自分の声 (My Voice)
- 音量: 100 % (0.0 dB)
- ノイズ抑制 (Noise Suppression)
- RNNoise
- ゲイン (Gain)
- 10
- コンプレッサー (Compressor)
- Soundfolower と同じ
- ゲーム音声 (Game Audio)
- 音量: 70 % (-11.2 dB)
- ゲーム音声にフィルターはかけない
パフォーマンスメトリクスの表示
Streamlabs OBS の設定は、アプリ上で YouTube アカウントと連携することによって、他のデバイスとも同期できる。なので、基本的には設定をいじらなければ問題はないはず。
ただし、左下の、CPU 使用率、FPS、コマ落ち、アップロードデータ量の表示有無は同期されないらしいので、新しいデバイスで設定をし直す場合は手動で追加すること。
特に FPS は、配信環境に問題があることを検出すると、勝手に変わったりすることがある (60 FPS → 30 FPS に勝手に変更されていたことがあった) ので、表示することをおすすめする。
配信のクオリティの設定
ここらへんの設定はアカウント連携で同期されるはずだが、以前にいじったら YouTube Live 上でエラーが出るようになってしまったので、設定が間違っていないか今一度確認すること。
- Base (Canvas) Resolution を
1280 x 720
に設定する- 1920 x 1080 に設定したところ、YouTube Live でエラー (警告?) が表示されるようになる
- Output (Scaled) Resolution を
1920 x 1080
に設定する- これが YouTube 上の解像度になるので、1080p になるようにしておく
- Downscale Filter を
Lanczos
に設定する - FPS Type を
Common FPS Values
に設定する - Common FPS Values を
60
に設定する - Video Bitrate を
4500
以上に設定する- 初期だとおそらく
2500
になっているが、1080p (60 FPS) で 2,500 だと YouTube Live 上でビットレートが低いという警告が出てしまうので 6000
くらいまで上げても良いが、そこは Mac の CPU 性能との相談かな
- 初期だとおそらく
ストリームキーの設定
セキュリティ上の観点からか、さすがにここの値はアカウント連携しても同期されないので、新しいデバイスで再開するときは YouTube Live からストリームキーをコピーして貼り付ける。
Stream Type を Custom Streaming Server
に設定すると警告が出るが、推奨設定のほうだと YouTube Studio のライブ画面が見れなかったり、超低遅延が設定できなかったりして不便なので、カスタムにする。
Soundflower の設定
以下の画像のように設定する。
- Input 1: Soundflower (2ch)
- 出力先は Main のみ
- +6 dB
- 音量ゲージの左側の数字が、L は
1
で R は2
になっていることを確認すること
- Main Output: ZOOM U-44 Driver
- 自分が音声を聴くためのスピーカーを指定する
- ツマミも黒いゲージもマックスにしておく
Google Meet の設定
以下の画像の用に設定する。
- Microphone: EVO4
- Speaker: Soundflower (2ch)
スピーカーを Soundflower (2ch) にすることが重要! 自分が音声を聞くヘッドフォンなどを指定してしまうと、配信ソフト側に音が入らないので注意。