新しく購入する予定のモニターの仕様について
先日、スタンディングデスクを組み立てた。その際に、一緒に購入したモニターアームを取り付けた。
購入したモニターアームは 2 股に分かれており、2 台のモニターを設置することができる。ただ、筆者の自宅には 1 台しかモニターがないため、1 台分空いている状態となっている。詳しくは スタンディングデスクを組み立てた際のブログポスト を参照してほしい。
そこで、もう 1 台、モニターを購入しようと考えている。別に、モニターアームにもう 1 台分、取り付けられるから購入するわけではない。そもそも 2 台のモニターを用意したいと思っており、ちょうど FlexiSpot に 2 台分取り付けられるモニターアームがあったのでそれを購入することにしたのだ。
モニターが 2 台ほしい理由としては、ゲーム配信をするからだ。1 台をゲーム画面にし、もう 1 台を PC 画面にして配信ソフトや配信状況を確認できるようにしたい。
現状は、MacBook の内蔵ディスプレイがあるので問題ないのだが、将来的にはキーボードやポインティングデバイス (マウス、トラックパッド、トラックボールなど) もカスタマイズしたいと考えている。そうなると、MacBook はクラムシェルモードで運用することになるだろう。さらに、自作 PC を組み立てたいとも考えているので、どちらにしても 2 台モニターが必要になる。
今のところは MacBook の内蔵ディスプレイでも運用できていて、特に不満という不満もない。だから、しばらくはこのままでも良いかなとも思っていたのだが、モニターを購入する、あるきっかけが生まれたのだ。
それは、今月末にヨドバシポイントが失効することだ。たしか 2 年ほど前にヨドバシカメラで乾燥機付き洗濯機を購入したのが最後で、それ以来、通販も含めヨドバシを利用することがなかった。そのため、貯まっていたポイントの有効期限がついに今月末に迫っていたのだ。
貯まっているポイントを確認したところ、42,610 ポイントあった。さすがにこのポイントをすべて失うのは痛い。先述したとおり、デスク周りの機器をいろいろと揃えようと思っていたので、ヨドバシポイントを使って、まずはモニターをもう 1 台購入しようと思ったのだ。
機能要件
購入を検討するにあたり、どのような仕様のモニターがほしいかをまとめた。必須の仕様と任意の仕様それぞれを以下に示す。
必須仕様
- VESA マウント対応
- 重量: 9 kg 以内
- リモコン付き
- 解像度: 4K
任意仕様
- サイズ: 27 インチ
- 非光沢
- Night Shift 対応
- デイジーチェーン・マルチストリームトランスポート対応
- USB ダウンストリーム対応
- USB 給電
一つひとつ、その仕様が良いと判断した理由について説明する。
VESA マウントと重量
モニターアームに取り付けるのだから、VESA マウント対応が必須である。さらに、購入したモニターアームは耐荷重がそれぞれ 9 kg なので、それ以下でなければ取り付けることができない。よって、この 2 つが必須である。
リモコン付き
これはモニターを新しく購入する際にぜひほしいと思っていた仕様だ。
正確には、リモコンじゃなくても、Siri などと連携できるスマートモニターなどがあれば良いのだが、そのようなモニターは、探した限りだと見つからなかった。スマートテレビはあるのだが、スマートモニターなるものはあまり需要がないのだろうか。
なぜリモコン、ないしは Siri と連携できるものがほしいかといえば、物理的なボタンで入力切替や輝度調整などを行うのがめんどくさいからである。
少し前にメルカリで売却してしまったが、以前は筆者の自宅にもテレビがあった。テレビはリモコンがついているので、そのリモコンの赤外線を SwitchBot Hub に登録して Siri と連携することで、音声または Apple Watch 経由で HDMI の入力切替を行ったり、寝る時刻になったら自動的に電源をオフにするようにしていたりした。
この使い方に慣れていたため、テレビを売却して、モニター 1 台で運用し始めた際、入力切替や輝度調整がめんどくさいと感じるようになった。
そのため、モニターでも同じようなことができたら良いなあと思っていた。それでリモコン付きのモニターを探していたというわけだ。そのリモコンの赤外線を SwitchBot に登録してやれば、テレビのときと同じことが実現できるのではないかと考えていたのだ。
モニター 2 台体制にするなら、すでに持っているほうのモニターがリモコン付きじゃなければ、利便性は上がらないのではないか、とも思っていた。しかし、Fire TV や Nintendo Switch などを接続するモニターは 1 台のみで十分だ。つまり、そちら側をリモコン付きの新しいモニターにすれば、少なくとも入力切替はそちらのモニターだけになる。それに、輝度調整に関しても、夜になったら画面を暗くしたいと思っており、夜も利用するのは、やはり Fire TV を接続している側のモニターのみで良いので、もう片方は気にしなくても良い。
解像度
これは単純に、目が 4K に慣れてしまったからである。MacBook は Retina ディスプレイだし、現在使っているモニターも 4K なので、ここで新しく購入するモニターがフル HD とかだとその違和感に耐えられないのではないかと思う。
サイズ
現在、持っているモニターが 27 インチでちょうどよいと感じているので、同じサイズのものを利用したいと考えている。以前持っていたテレビは 43 インチで、テレビ台の上に置いて離れて見ていたので、大画面を楽しむことができた。しかし、もちろん画面と一定距離を空けないといけないため、作業用途としては使えなかった。作業用途としても使用できるモニターがほしいので、あまり大きすぎるモニターにはできない。
非光沢
MacBook の内蔵ディスプレイが光沢タイプなのだが、やはり個人的には非光沢タイプのほうが好みだ。目が疲れにくいというのもそうだが、光が反射しにくいというのも魅力だ。
Night Shift 対応
現在、持っているモニターは LG のものである。すべて試したわけではないので正確にはわからないが、基本的に LG のモニターは、macOS の Night Shift に対応しているものが多い印象だ。
以前持っていたテレビに Mac mini を接続していたことがあるが、Night Shift 非対応だったため、サードパーティ製のアプリで擬似的な Night Shift を利用していたが、やはり色味が異なるのでいまいち気に食わなかった。できれば macOS 標準の Night Shift に対応していてほしいのだが、これは Apple が公式で対応していると発表しているモニターが限りなく少ないので、ほぼ運ゲーのようなものだ。かといって Apple が公認しているものを買うとなると、かなり選択肢が狭くなってしまうので。
デイジーチェーン・マルチストリームトランスポート対応
そもそもデイジーチェーン (マルチストリームトランスポート) とは何かというと、PC と複数台のモニター同士を数珠つなぎで接続できる仕組みである。
通常は、1 台の PC に複数台のモニターを接続しようとしたら、PC にモニター台数分のケーブルをつなぎ、それぞれをモニターにつなぐことになると思う。しかし、デイジーチェーンに対応したモニターなら、複数台のモニターのうち 1 台を PC と接続し、残りはモニター同士を直列に接続することですべてのモニターを利用できるようになる、というものだ。
しかし、この機能に対応したモニターはまだ一般的ではないらしく、種類が限られている。もちろん、この機能を利用するすべてのモニターがデイジーチェーンに対応しているものでなければいけない。だから、現在持っているモニター (デイジーチェーン非対応) を新しいもの (デイジーチェーン対応) に変えない限りはこの機能は利用できない。
さらにいうと、そもそも macOS はデイジーチェーン非対応らしい。だから、使えるとしても自作 PC を組んで Windows で作業をするときだけだと思う。そう考えると制約が多すぎるので、別になくても良いかなとも思えてくる。
USB ダウンストリーム対応
USB ダウンストリームとは、モニターと PC を USB-C で接続した際に、モニター側に外部キーボードや外部マウスを接続すると、それが PC で認識されるという機能である。
キーボードやマウスは PC で使用するものだから、通常は PC に直接接続しないと認識しないはずなのだが、USB ダウンストリームに対応したモニターの場合は、USB-C で接続するとモニター側の USB が、あたかも PC の接続ポートのように利用できるようになるのだ。
これにより、Mac とモニターをケーブル 1 本でつなぐだけで、外部キーボードやマウスを利用できるので、Mac の配線がすっきりするというメリットがある。
しかし、筆者は MacBook に eGPU を接続しており、eGPU 側のポートがそのように振る舞うので、別に必須というわけではない。
USB 充電
最近のモニターはこの機能を持つものが増えてきた気がする。これはノート PC とモニターを USB-C で接続することで、画面出力と同時に PC の給電または充電も行ってくれるというものだ。
だが、USB ダウンストリームの際にも言及したとおり、MacBook に eGPU を接続しており、eGPU 側がこの機能に対応しているため、こちらも必須というわけではない。
購入候補
上記の仕様で調べた結果、これを購入しようと考えている。
Amazon のリンクを貼っているが、購入する際はもちろんヨドバシだ。
リモコン付きのモニターで検索したのだが、そもそもこの時点で種類が限られていた。テレビはリモコン付きが一般的だが、モニターはリモコン付きがむしろ珍しいほうなのだ。
リモコン付きのいくつかのモニターの中から、これが良いのではないかと思った。
Night Shift やデイジーチェーン、USB ダウンストリームには対応していないが、必須要件はすべて満たしている。
一点、気になるのはサイズだ。27 インチが良かったのだが、このモニターは 32 インチだ。
同じ BenQ が発売しているモニターに EX2780Q があり、これもリモコン付きでしかも 27 インチなのだが、解像度が WQHD (2K) なのだ。
27 インチを取るか、4K を取るかで迷った結果、4K を取ることにした。
それ以外のモニターでもリモコン付きのものはいくつか見つけたのだが、ほとんどが解像度がフル HD か、もしくは 40 インチ以上の大型だった。
正直、32 インチというのはちょっと大きい気がしているのだが、これ以外にリモコン付きのモニターで良さげなものが見当たらないし、32 インチならギリギリ許容範囲かなという気もしなくもないので、これを購入しようかなと思っている。
購入して使用してみたらまたブログに書こうかなと思う。