2021 年 10 月 22 日 (金)、楽天モバイルと楽天カードを同時契約し、ついでに iPhone 13 Pro も購入した。

きっかけ

恥ずかしいことに、社会人になった今でも、自分が利用している iPhone のキャリア料金は親が支払っている。

学生時代から支払ってもらっていたのが、そのままなあなあになっていた感じだ。

しかし、さすがにこのまま支払ってもらうわけにもいかないので、ついに自分でキャリア料金を支払うため、楽天モバイルに MNP で乗り換えることにした。一応「乗り換え」という扱いにはなるが、自分で料金を支払うという意味では初めて契約するようなものだ。

乗り換えの理由

今使っている回線の支払い先を、そのまま自分のほうへ変更するという選択肢もあったが、もちろんそんなことは 1 ミリも考えていなかった。なぜなら、現在の回線は au (UQ mobile や Povo ではない) で、3 大キャリア (ahamo, Povo 等を除く) のキャリア料金は異常なほど高額であることを知っていたからだ。

ちなみに先ほど確認したところ、今月の支払料金は 6,206 円だった。さすがにこれは自分で払うべきだなと思い、ようやく意を決した。

楽天モバイルに決めた理由

3 大キャリアの支払いは論外として、じゃあどこで契約するかだが、これは半年ほど前に少しだけだが調べたことがあり、楽天モバイルが一番良いのではないかという結論に至った。

楽天モバイルは、月の利用料が 1 GB 未満の場合、料金が 0 円となる。

https://network.mobile.rakuten.co.jp

利用料も確認したところ、0.1 GB しか使っていなかった。もともと出不精な上に、このご時世なので外に出ることがほぼなくなった。なので 1 GB もあれば十分なのである。

最近では Povo 2.0 が登場し、基本料金が 0 円で、トッピングすることで利用できる格安プランも登場した。

https://povo.jp/spec/

しかし、それでも依然として楽天モバイルのほうがお得であると判断し、楽天モバイルに決定した。

楽天カードの契約

まず最初に、楽天カードの契約から始まった。

楽天モバイルの契約をしようとしたとき、楽天カードや楽天銀行も当時に申し込み・開設すると、ポイントが最大で 10,000 ポイント付与されるというキャンペーンをやっていた。

https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/application/card-bank-campaign/

銀行口座を新しく開設するとなると、利用するときにそちらにも残高がないといけなくて、お金が分散して管理が大変だし、残高不足で支払いができないとかめんどくさいことが起きそうなので、楽天銀行の開設は見送った。

しかし、楽天カードに関しては、通常のモデルは年会費無料だし、楽天ポイントカード機能もついているので、今後使うことにはなるかもしれないので、とりあえず契約しておくことにした。この時点ではまだそれくらい軽いノリだったが、後にこの判断は正解だったことに気づく。

楽天カードの契約に関しては特に難しいことはなかった。必要事項を記入していくだけだった。

しかも、審査も秒で終わった。必要事項の記入が完了したら、数十秒ほど待ったあと、審査完了の案内が届き、そのまま楽天モバイルの契約画面に進んでいった。

MNP 予約申し込み

そのまま楽天モバイルの必要事項の入力に入っていったのだが、当然ながら MNP する場合は先に MNP の予約申し込みをしなければならなかった。

https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/mnp/

というわけで、手順にある通り、au の担当窓口に電話をして予約の申し込みをした。

申込みに際して、いくつかの注意事項の説明を受けた。

有効期限

MNP には有効期限があり、申し込んでから 15 日間有効らしい。

ただし、楽天モバイルで MNP の予約番号と有効期限を入力する画面には、有効期限は 7 日以上残っていなければならないと書かれていたので、MNP を予約してからは、なるべく早めに新しい回線の契約を行ったほうが良いだろう。

SIM ロック解除

機種変更をせずに同じ端末で回線のみ切り替える場合は、SIM ロック解除を行う必要がある。

タイミングが良いことに 2021 年 10 月からは、ようやく日本でも SIM ロックが原則禁止になった。

SIM ロック解除は my au のページから簡単にできることを教えてもらった。まあこれは昨日調べていたので知ってたけどね。店頭でやる場合は 3,300 円かかるらしい。

機種変更をするにしても、古い端末をメルカリ等で売る場合には SIM ロック解除する必要があるので、いずれにせよ SIM ロック解除はやったほうが良いだろう。

ちなみに、SIM ロック解除の期限は特に厳密に決まっているわけではなさそうだが、前の回線 (au) の契約が切れてから、あまりにも期間が経ちすぎると SIM ロック解除できなくなる という話を聞いた。なので、新しい回線が使えるようになるまでの間に済ませておくのが良いだろう。

違約金

3,300 円かかるらしい。これは今月の料金にプラスされて請求されるらしい。

今年の 2 〜 4 月の間が、契約更新のタイミングだったらしい。ちょうどこのときに楽天モバイルへの回線切替をしようかなと思っていたのでちょっと損した気分だが、このときはまだ楽天モバイルは iPhone に正式には対応しておらず、動作確認ができているのも比較的新しめの iPhone だけだった。自分が持っている iPhone 7 は何やら特殊なことをしないと使えないらしかったので、なかなか踏み込めなかった。

しかし、最近になってようやく正式に iPhone に対応したらしく、iPhone 7 も対象だったので、まあ良しとしよう。2023 年 2 〜 4 月まで待つつもりはもちろんないし。

日割り計算不可

au は日割り計算をしないので、解約された月の金額まではそのままかかってしまうようだ。たとえば 11 月 1 日に解約されたら 11 月分の料金はかかってしまうということだ。

プラン変更や機種変更不可

MNP 予約を申し込んだ瞬間から、現在の au のプラン変更や機種変更などの申込みはできなくなる。ただし SIM ロック解除はできる。良かった。

電話番号のみ

MNP で引き継がれるのは電話番号のみ。au のメールアドレス (***@au.com など) は消滅する。まあこれがキャリアのメールアドレスを使用したくない一番の理由だな。

解約タイミング

新しい回線 (楽天モバイル) が使えるようになったタイミング (新しい SIM や端末が自宅に届いたタイミング) で au の契約は自動的に解約されるらしい。

楽天モバイルが使えるようになったことをどうやって au 側が把握するのか疑問に思ったので訊いてみたが、たぶんオペレータの人もわかってなさげで曖昧な返答になっていた。まあ自動解約されるって言ってるんだし、そうなんだろう。

UQ mobile と Povo の宣伝

MNP 予約の前に、UQ mobile や Povo でもお得なプランがありますよという宣伝を受けた。

この時点ですでに楽天モバイルへの乗り換えを決意していたのだが、まあもしかしたら自分が知らない情報があってそっちのほうが本当に得なのかもしれないので、一応話だけ聞くことにした。

結論を先に述べると、やっぱり楽天モバイルのほうが良いという結論に至った。

UQ mobile

UQ mobile の一番安いプランは 3 GB / 月らしい。

値段は、通常 1,628 円らしいのだが、自分は割引対象なので 990 円になるらしい。

なんで自分が割引対象になるか訊いてみたら、au ひかりなどを使えるようになるプランに加入しているから、ということだった。

いや、そんなの契約したつもりないぞ、と思ったけど、どうやら親のほうがそれを契約しているっぽく、それで自分用の回線にもそれが適用されているっぽい。

つまり親が au ひかりを契約していることによって UQ mobile の料金が安くなるよ、ということみたいだが、0.1 GB しか使っていない自分には 3 GB は過剰だ。

それで 990 円かかるんだったら、1 GB 未満で 0 円の楽天モバイルのほうがやっぱり良い。

au を含め、乗り換えで UQ mobile を契約した場合は、1 年間、2 GB プラスされるらしい。つまり 5 GB。いや、いらん……。

Povo 2.0

さっきの UQ mobile は担当の人に聞いたが、Povo は窓口が一切ないので自分で調べるのみである。

Povo 2.0 についてはさっきもちょっと書いたが、基本料金は 0 円で、それにプランをトッピングしていく形となっている。

一番安いのは 1 GB で 390 円だけど、これはよく見ると月じゃなくて 1 週間となっている。

つまり月に換算すると、1,560 円なので、やっぱり楽天モバイルのほうが良いということになる。

それに Povo 2.0 は、足りなくなったらたぶん手動で追加するみたいな感じになるだろうし、めんどくさそうだな。

契約継続年数について

確認したところ、自分の au 回線の契約継続年数は、なんと 10 年 8 ヶ月 らしい。この年数を失うのはちょっと名残惜しい。

同じ KDDI 系列の UQ mobile や Povo が、もしこの au の契約継続年数を引き継げるのであれば、もったいない精神が働いてちょっと気持ちが揺らいでいたかもしれない。

しかし、それは杞憂だった。

この契約継続年数は、au でのみ有効で、同じ系列である UQ mobile や Povo でも引き継がれないとのこと。

もちろん au の高額料金を支払う気もさらさらないので、ある意味すっきりとこの契約継続年数を諦めることができたのである。


さて、UQ mobile と Povo の料金体系を今一度調べてもなお楽天モバイルの決定は揺るがなかったので、もう一度、先の番号に電話をして、ついに MNP 予約申し込みを完了させた。

予約番号と有効期限を電話で聞いた。これを楽天モバイル側で入力すれば良いということである。

楽天モバイル iPhone アップグレードプログラム

ただ電話で申し込むだけなのだが、UQ mobile や Povo のこともちゃんと考慮していたら、意外にも時間がかかってしまった。

だが、さらに悩むポイントが発生した。それが楽天モバイル iPhone アップグレードプログラムだ。

https://network.mobile.rakuten.co.jp/service/iphone/upgrade-program/

楽天で、iPhone を分割払いなどで購入できるというものだが、他にはない特徴があった。

それは、分割 48 回払いにして、最初の 24 回分 (2 年間) を支払ったあと、その iPhone を返却すると、残りの 24 回分 (もう 2 年間) は支払わなくても良い、というものだ。つまり、実質 iPhone が半額で使える

返却と書いたが、もちろんこのあとまた新しい iPhone を同じ手順で契約することが可能なので、2 年ごとに新しい iPhone に機種変更することができる。そして支払うのは半額の値段で良い。

これには条件があり、楽天カードが必須となる。これが先ほど楽天カードを契約しておいて正解だったと言った理由だ。

もちろん楽天カードではなくても、楽天で iPhone を購入することはできる。ただしその場合は最大でも 24 回払いまでである。

しかも、楽天カード以外で購入する場合で、なおかつ分割払いをする場合は手数料が発生する。

iPhone は、Apple で購入する場合は手数料無料で分割払いにすることができるはずなので、ぶっちゃけ楽天カード以外で楽天で iPhone を買うメリットは皆無だろう。

ただしそれが楽天カードだった場合は話が別である。Apple でも手数料無料で分割払いはできるが、実質、半額になったりはしない。48 回払いができること自体より、実質半額になるのが一番大きなメリットだろう。

この時点でちょっと気持ちが揺らいでいたが、自分はスマホをあまり使わないので、ぶっちゃけ今の iPhone 7 で十分だと思っていた。別に新しい iPhone にそこまで興味があるわけじゃないし、今のままでも良いかなと。

しかし、これにさらに追加して、MNP で楽天モバイルに乗り換えた場合は、20,000 ポイント進呈と来た。

ここまで来たら、もう新しい iPhone 買うっきゃないと思い、機種変更もこのプログラムで行うことにした。

選ばれたのは iPhone 13 Pro でした

選んだ機種だが、iPhone 13 Pro にした。せっかく買うなら性能が良いやつが良い。だけど iPhone 13 Pro Max は本来が大きくなるのでなんか使いづらそうだなと思った。

今使っているのが iPhone 7 で、これはもう 5 年弱くらい1使い続けていて、別に買い換えるつもりも特になかったので、最近の iPhone に関してはあまり調べていなかった。

だが、今回は購入することにしたので調べてみると、iPhone 13 Pro と Pro Max は性能はほとんど変わらないらしい。バッテリーが Pro Max のほうが良いということくらい。

だったら iPhone 13 Pro でも良いよね、と思い、iPhone 13 Pro を選んだ。

唯一、新しい iPhone を使いたい理由としては、カメラ性能が格段によくなることだ。iPhone 7 → 13 Pro ともなれば、さぞかしカメラも良くなっていることだろう。

写真はまあまあ撮ることがあるので、思い出となる写真がきれいに撮れるのはメリットではある。それ以外に関しては正直どうでも良い。あんまりスマホいじらないし。

容量

一番小さい 128 GB を選んだ。今使っている iPhone 7 は 256 GB だが、使用量を見てみると 49 GB だった。5 年弱使っても 49 GB。じゃあ 128 GB で十分じゃん、ってことで。

カラー

グラファイトにした。なんか画像の見た目がシックでかっこよかったので。ここはあまりこだわらず、直感でぱっと決めた。

アクセサリー

ガラスフィルムとケースも一緒に購入した。これらを購入した理由は明確にある。

先ほど説明した、楽天モバイル iPhone アップグレードプログラムだが、重要なポイントとして、2 年後以降に返却するとたしかにそれ以降の料金は支払わなくて良いのだが、画面が割れていたり故障していたりすると、修理代を請求されるらしい。

なので、これまでと同じくケースとフィルムはつけることにした。

まあこのプログラムで購入しないにしても、古くなった iPhone は売却するつもりなので、そのときに少しでも高く売るためにもケースとフィルムは付けておくべきだろう。もとは十分取れるはずだ。

楽天モバイル契約

だいぶ長くなってしまったが、ようやく本来の目的である楽天モバイルの契約に入った。というより、楽天モバイル iPhone アップグレードプログラムでの iPhone 購入と、楽天モバイルの契約は一緒のページだったので同時にやったというのが正しいのだが。

MNP 予約もしたので、もう必要な事前準備は完了していた。あとは必要事項を記入するだけ。

最後の画面で確定処理が行われたのだが、なぜか手続きに失敗してしまった。最後の入力画面の項目をいろいろいじっていたら、楽天ポイントの利用しないようにしたら手続きが正常に完了した。

ここでいう楽天ポイントは、楽天カード契約完了後に即時で反映されたポイントだ。楽天モバイル iPhone アップグレードプログラムで分割払いの場合は楽天ポイントが使えない的な注意事項が書かれていたので、たぶんそれに引っかかっていたんだろう。ケースやフィルムの料金 (これらは一括払い) のほうに楽天ポイントを使うつもりで楽天ポイントの利用にチェックを入れたのだが、それはダメっぽかった。

ここまでかなり長かったが、ようやく楽天カードの契約、iPhone の購入、楽天モバイルの契約の手続きが完了した。

あとは楽天カードと iPhone 13 Pro と SIM の到着を待つだけだ。

iPhone 13 Pro の到着に関して

そういえば、自分が購入した iPhone 13 Pro だが、人気なのか品薄なのかわからないが、「入荷時期未定」と書かれていた。つまりいつ届くのかわからない。

あまりにも遅くなるのは勘弁してほしいが、ぶっちゃけそんなに iPhone 13 Pro の到着を心待ちにしているわけでもないので、気長に待とう。

それよりも、楽天ポイントが大量に手に入るので、それを逃さないよう、とっとと手続きを済ませてしまいたいという気持ちのほうが大きい。ここでいう手続きというのは、楽天ポイントを獲得するための手続きだ。なんか Rakuten Link というアプリをダウンロードして 10 秒以上通話したりするのが、ポイント獲得の条件になっていたりするので。

もしかしたら、iPhone 13 Pro より先に SIM カードだけ届くのかな? それなら新しい回線は今の iPhone 7 で使えるようになるはずだから、それで条件を事前に満たしておくこともできそうだ。

そういう意味でも、eSIM じゃなくて SIM にしてよかったのかも。iPhone 13 Pro は従来の SIM と eSIM の両方が使えるので、eSIM じゃなくて良いんですか? という確認ダイアログが 2 回くらい表示された。新しいからそっちを押したいのかもしれないけど、eSIM は本体と一体型なので、今後、別のキャリアにまた乗り換えるみたいになったときに本体一体型だとめんどくさい的なことが書かれている記事を見かけたので今まで通り SIM にした。というか eSIM だったら本体到着するまで新しい回線も使えないから、あまりにも到着が遅くなった場合、逆にどうするんだろう? そこまでいうほど遅くはならないということなのかな、知らんけど。

SIM ロック解除

楽天モバイルの契約まで完了したあと、ちょっとだけ休憩して SIM ロック解除もやってしまおうと思ったが、受付時間が 9:00 〜 21:30 だった。その時点で時刻はすでに 21:38 だったので、手続きできなかった。これは明日やろう。ちなみに手順自体はとても簡単で、my au にログインして、画面をポチポチして必要な情報をちょっと入力するだけで終わるらしい。

https://k-tai-iosys.com/guide/simlock_au.php

便利になったものよ。というより、今までの SIM ロックというのが異常だったんだけど。

ちなみに SIM ロック自体はバッチリかかっていた。まあこの iPhone 7、2017 年 1 月から使い続けているし、もちろん au で手に入れたものだから当然なのだけど。

追記

翌日、さっそく SIM ロック解除の手続きを行った。手順通りに行ったら簡単に手続きを済ませることができた。

手続きが完了したあと、上記スクリーンショットのように設定アプリで確認してみたら、まだ SIM ロックがかかっていると表示されてしまった。

これはおそらく、新しい SIM カードを入れてアクティベートするか、iPhone をリセットしないと更新されないのだろう。

https://support.apple.com/ja-jp/HT201328

今すぐに iPhone をリセットする必要も特になさそうなので、楽天の新しい SIM カードが自宅に到着するまで待つことにしよう。

今後やることリスト

  • SIM ロック解除
  • 楽天カード、SIM、iPhone 13 Pro 受け取り
  • 楽天ポイント獲得のための作業
    • Rakuten Link で 10 秒以上通話する
    • Rakuten Link でメッセージを 1 回以上送信する
    • など
  • 新しい SIM を iPhone 7 に入れて SIM ロック解除されたことを確認
  • my 楽天モバイルアプリを入れてなんかする
    • なんかしないと使えないらしいので
    • 「なんか」は何なのか忘れたけど、調べればすぐ出てくるのでそのときでいっか
  • 親に連絡
  1. 購入日を調べたら 2017 年 1 月 4 日だったので、正確には 4 年 10 ヶ月弱。