楽天カード解約してもいいかも
楽天カードを楽天モバイルの支払いにしか使っていないなら楽天カードの恩恵は受けられないと判断した。
楽天カードいる?
現在所有しているクレジットカードの中に楽天カードがあるのは 現在所有しているクレジットカードの必要性について検討してみる で書いたとおりだ。楽天モバイルを契約する際に同時に契約したものである。詳しくは 楽天モバイル (MNP) と楽天カードを契約し、ついでに iPhone 13 Pro を購入した で書いたとおり。
だがこのカード、もしかしたらもう不要なんじゃないかなと思ったので、それについてまとめてみることにする。
楽天モバイルでしか利用していない
まず、楽天カードは楽天モバイルの支払いに使用している。その他、楽天 Pay にも紐づいていたと思うのだが、PayPay を使っているので、ふだん楽天 Pay を使うことはほとんどない。楽天 Pay アプリは、西友で楽天ポイントを貯めるときくらいにしか使わない1。つまり、楽天カードは、実質、楽天モバイルでしか使用していない。
そのため、貯まるポイントは限定的である。ポイントを楽天モバイルの支払いに充当できるのは(ポイントの使い道に困らなくて)ありがたいが、あまりポイントが貯まっている感じがしない。そもそも楽天モバイルを選んだのは料金が安いからで、自分はほとんど外に出ないしスマホゲームなど、いわゆる「ギガ」を大量に消費するようなアプリなども使わない。なので使用量がかなり少ないのだ。だから貯まるポイントも雀の涙程度である。
楽天モバイルでは 3 GB までは最安の 1,078 円である。10 月 19 日時点での今月(10 月)の利用量は 1.78 GB である。まだ今月は終わっていないとはいえ、余裕はある。
過去 60 日(約 2 ヶ月分)でも 4.10 GB(1 ヶ月あたり 2.05 GB)しか使っていない2。0.01 GB も使っていない日も多い。
西友の買い物で貯まる楽天ポイントに関しては、楽天カードは関係ない。そうなると、楽天カードを使っているメリットっていったいなんだろう? と 歴代クレジットカードを振り返る を書いていたときにふと思った。改めて調べてみたが、別に楽天カードじゃないと楽天モバイルの支払いにクレジットカードが使えないわけじゃない。他社カードも使える。
不要論検証
ということで、楽天モバイルと楽天カードをセットで使った場合のメリットについて詳しく解説されている記事 を見て、自分にとって本当に楽天カードが必要なのかどうか、一つひとつ確認してみた。この外部記事に書かれているメリットに沿って書いていく。
メリット 1: ギガ割引クーポン
今年の 7 月から始まった新しい特典で、楽天モバイルの通信量から 5 GB ないし 10 GB が差し引かれて、そのギガに応じて支払い料金が値引きされる、という特典だ。たとえば月の通信使容量が 20 GB だった場合は、15 GB または 10 GB 分しか使っていないものとして料金が請求される。最大 1,100 円お得になるらしい。
ただしこれは楽天プレミアムカード(5 GB 分)または楽天ブラックカード(10 GB 分)のみに適用され、自分が今持っている通常の楽天カードには適用されないらしい。まずこの時点でこれはメリットに該当しない。
また、先にも述べたとおり、自分はほとんどギガを消費しない。なのでこれはメリットにならない。
それに、これらのカードはそれぞれ年会費がかかる(楽天プレミアムカード は 11,000 円、楽天ブラックカード は 33,000 円)ので、自分の場合はどうがんばっても元を取ることもできない。
メリット 2: 端末分割手数料無料
楽天モバイルで端末を購入する際に 24 回払いや 48 回払いが選択できるが、この分割手数料が楽天カードだと無料になる。24 / 48 回の分割払いをする際にはこれはかなりのアドバンテージとなる。
そして実際、今自分が持っている iPhone 13 Pro も、48 回払いで購入した。購入したのは 2021 年 10 月 22 日 (金) だから、つい最近ようやく支払いが完了した。この間、手数料はかかっていないので、一括で支払ったのと同じ料金で購入することができた。
これは実際に恩恵を得たのだが、今後はなるべく支払いを先延ばしにしないようにすると決めた。なので分割払いも極力利用しないことにする。一括で支払えないなら新しい iPhone を手に入れるべきではない。そう考えると、これも今後は不要になっていく。
本来、分割払いというのは手数料がかかるもので、それを無料にしたいなら一括払いをすべきであり、一括払いが難しいなら、そもそもその時点で買うべきではない。そういうことをするから後々金銭的につらくなってくる。それに、この特典において手数料無料で買えるものは iPhone や Android などの端末に限られる。それくらいは一括で買うべきだ。
これは自分に対しての戒めとして書いている。だから分割払いに頼らないためにも、むしろこれをメリットとしてカウントしてはいけない。
メリット 3: 買い替え超トクプログラム
楽天モバイルで端末を 48 回払いで購入した際に、25 ヶ月目以降にその端末を返却することで、それ以降の支払いを免除できるというもの。4 年間支払い続けるものを、2 年間で返却することでそれ以降の支払いを免除できるので、隔年ごとに iPhone を新しい端末に乗り換えたい人にはおすすめ。
かつては「楽天モバイル iPhone アップグレードプログラム」と呼ばれており、今持っている iPhone 13 Pro も、この特典の対象だった。まあ結局返却することはなく 48 回分すべて支払ったので恩恵は得られなかったのだが。
これも結局分割払いを前提としているから、メリット 2 と同じく今後は利用しない方向でいこうと考えている。それに、上述したとおり、結局この特典は使わなかったしね。途中で返却するってめんどくさいんだよね。まあ使えているしいいかってなる。新しい iPhone も 2 年ごとに交換したいかって言われると別に……って感じだし。まあ今は新しい iPhone ほしいと思っているんだけど、ちょうど 4 年経ったころにそう思ったので、2 年ごとに交換するのは個人的にはあまり魅力的ではない。
メリット 4: 楽天市場で最大 7 倍
これはシンプルに一言で済ませられる。楽天市場を使わないから不要、以上。
7 倍にもなるならお得かなとかちょっと考えちゃったりもするんだけど、日用品や食料品をわざわざネット通販で買うのはめんどくさい。今欲しいのにすぐに手に入らないし、対面で受け取るには在宅していて、かつ起きている必要がある。宅配ボックスが空いていなくて使えないこともある。ガジェットなどは結局 Amazon で買っちゃうかな。Amazon のほうが安かったりするし Amazon でもポイントはそこそこ貯まるし。本に関しては Kindle ですべて統一しているので楽天のほう(Kobo だっけ?)を今さら使う気はない。なので結局楽天市場を使うことは今後もないだろう。
結局のところこれは、楽天経済圏に入っていないとあまりメリットと感じられないような気がする。使っているのは楽天モバイル(とこの記事で解約しようか検討している楽天カード)のみで、楽天銀行も楽天市場も楽天証券も使っていない。無理に楽天経済圏に入る必要も、自分にはないかな。そもそもネットショッピングも今はほとんどしないし、本は Kindle (Amazon) だし、株は持っていないし(やるなら SBI 証券があるし)。
メリット 5: 楽天モバイルの支払いでポイント 2 倍
これメリットになっていないと思う。だって他社カードを使っても楽天ポイント貯まるって書いてあるもん。他社カードのほうでもポイント貯まる(還元率 1% とする)なら変わらないじゃん。楽天カードだと、どっちも楽天ポイントになるから、それがそのまま楽天モバイルの次の支払いに使えて便利ってことなんだろうけど、他社カードで貯まったポイントもそれと同じくらいの利便性があるなら、それは特筆すべき点ではないと思う。
それに今持っているカードの中にリクルートカードがあるけど、これは還元率が 1.2% なので、楽天カードで支払うよりも還元率が高くなる。リクルートポイントは Amazon で使えるので、そんなに不便ではない(もっとも先に述べたとおりネットショッピングはあまり利用しなくなってはいるが)。よって、これはメリットになっていないな。
メリット 6: Rakuten最強プラン(データタイプ)
Rakuten最強プラン は楽天カードの特典とは関係なく使えるのだが、それとは別の Rakuten 最強プラン(データタイプ) というのがあり、こちらが楽天カード会員限定ということらしい。
で、なにが違うかというと電話やキャリアメールが使えない代わりに、データ通信量が安くなるというもの。3 GB までは 968 円らしい(2025 年 10 月 19 日現在)。
これも個人的にはまったくメリットじゃないな。まず、先ほどから書いているとおり、家にいることがほとんどだからギガを消費しない。だから通信量が安くなる系の特典は、あまり旨みがない。それに、(データタイプじゃないほうの)Rakuten 最強プランでも、3 GB までは 1,078 円だから、ぶっちゃけあんまり変わらない。
そして、これが一番大きな理由なのだが、電話が使えないのは困る。他にキャリアを契約していて、サブとして契約するんだったらわかるが、自分の場合はこれをメインにしている、というよりサブキャリアを持たない(無駄だから持ちたくない)ので、電話が使えないと困ってしまう。電話は滅多にしないのだが、するときも稀にある(納税課や国保年金課から連絡がかかってきたり連絡をしたり)し、電話をしなくても各種契約等で電話番号が必須になることがあるので、少なくとも電話番号がないと困ってしまうことが多い。
よって、データタイプを契約することはない。だからこの特典も利用することはない。
まとめ
ということで、楽天カードは不要という結論に至った。これはあくまで楽天モバイルと楽天カードをセットで使った場合の話で、楽天カードには他にもメリットや特典があると思う。だが、現状では楽天モバイルしか使っていないし、特典があるからといって、今から楽天市場で買い物をする生活に切り替えたり株を楽天証券で買ったりすることはないと思う。今後、楽天モバイルを引き続き利用するとしても、楽天カードは不要かなと判断した。
楽天モバイル (MNP) と楽天カードを契約し、ついでに iPhone 13 Pro を購入した で書いたとおり、楽天モバイルの契約、楽天カードの契約、iPhone 13 Pro の購入は 2021 年 10 月に行っている。楽天カードの有効期間は 5 年だから、有効期限は来年の 10 月、つまりあと 1 年後である。
もしかしたら心変わりするかもしれないので今すぐに解約手続きをするわけではないと思うし、解約する前に楽天モバイルの支払い方法を変えないといけないのですぐにはできない。なので、来年になって有効期限が近づいてきても状況や決心が変わらなければ解約の連絡を入れることにしよう。ただし、これまでの経験上、有効期限よりもかなり前に新しい有効期限のカードの準備が進められてしまうので、有効期限満了で解約するにしても、数ヶ月以上前に言っておいたほうが無難かも。
ちなみに楽天モバイルの支払い方法は さっきの記事 によれば、クレジットカード、デビットカード、銀行口座振替の 3 種類があるらしいのだが、銀行口座振替は手数料 110 円がかかるらしい。マジか。銀行口座振替が使えるならこれがいいかなと思っていた(あまり支払いを先延ばしにしたくない)のだが、手数料がかかるならやっぱりクレジットカードかなあ。口座振替だとポイントも貯まらないしな。デビットカードなら即時引落で手数料もかからないからいいけど、今はデビットカードは 1 枚も持っていないから、これのために契約するのもなんかなあという気がするし。
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