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歴代クレジットカードを振り返る

かつて所有していた、あるいは現在所有している 20 数枚のデビットカード・クレジットカードについて詳しくまとめる。

歴代クレジットカードを振り返る

クレジットカードも整理したくなった

最近は かつて所有していたドメイン であったり noraworld.com の DNS レコード一覧 など、かつて持っていたものを整理した記録をまとめることが多い。その中の一つにクレジットカードがある。かつてドメインオタクだったのと同じく、実は一時期クレジットカードにハマっていたこともあった。それは、各サービスや店舗ごとにポイント還元率の最適解が異なったり特定のクレジットカードでないと使用できない機能があったりするからである。

大量に所有するデメリット

クレジットカードを大量に所有して感じたデメリットをまとめてみる。

管理コストの増大

クレジットカードを物理的に使用することは、今も昔もほとんどない。実店舗で使用する際も、クレジットカードを最終的な支払先に紐づけたキャッシュレス決済(PayPay カードを紐づけた PayPay での決済や View カードを紐づけた Suica による決済など)を行うからカードを物理的に持ち歩く必要もない。つまり、大量のクレジットカードを所有しているからといってそれらすべてを持ち歩いてお財布がパンパンになるといったことはない。

また、お金の支出に関しては Money Forward、カード番号などの機密情報は 1Password で管理しているから、インターネットサービス上での決済でいちいちカード番号を手入力することもないしクレジットカードの利用明細を個別にすべて確認しているわけでもない。

それでもなお、クレジットカードを大量に持つと管理が大変になる。クレジットカードには有効期限がある。たいていのクレジットカードは、有効期限が切れると新しいカードが自動的に送られてくる(切れる前に送られることが多い)。しかし新規発行する際(あるいは前回の新しいカードが送られた際)に住んでいた住所と現住所が異なる場合、住所変更をしていないと受け取れない可能性がある。受け取れなかった場合は住所変更したのちにクレジットカード会社に事情を説明して、あらためて新しい住所に送ってもらうという手間が発生するし、大量のカードを持っていると引っ越しをした際にすべてのサービスで住所変更申請をしなければならない。しかも一部忘れていたりしても気づかないことが多い。

また、Money Forward で利用明細をアグリゲートしているとはいっても、昨今はセキュリティ強化のために 2 要素認証を有効にしていることが多く、そうしたサービスだと入出金履歴を更新する際に毎回ログイン情報を手動で入力しなければならない(サービスによる)。所有しているクレジットカードが多ければ多いほどこの問題も必然的に多くなる。自動で更新されることが一つの大きなアドバンテージなのに、これではアグリゲーションサービスの恩恵を受けられない。

出費が多く感じるストレス

出費が多くなったように感じることもストレスの一つである。クレジットカードに限らず、決済方法が分散すると、月末の引き落としのときなどに、あれ、こんなに使ったっけ? という感覚に陥ることが多い。銀行口座があちこちに分散していると、お金の総量を把握しづらく散財しやすくなるというデータがあるらしい。おそらく出金に関しても似たような心理が働くのだろう。

ポイント失効リスク

さらにポイントを失効してしまうことが多々あったのも大量のクレジットカードを手放したくなった理由の一つである。クレジットカードを積極的に利用するメリットの一つはポイントとして還元されることである。しかしクレジットカードごとにポイントの種類が異なる(V ポイントだったり Ponta ポイントだったり d ポイントだったり……)し店舗によって使えたり使えなかったりするからややこしい。それにどのポイントサービスで何ポイント溜まっているのかを把握するのも面倒だったりする。そうこうしているうちにポイントの有効期限がやってきて失効してしまう、なんてことが何度か発生した。T ポイント(現 V ポイント)は有効期限に関する通知がなにもなくて 6,000 円分くらい失効してしまったことがある。あくどいサービスである。

手放す決意

もともとクレジットカードを大量に所有することに対する管理の手間を感じていたことに加え、クレジットカードが 5 枚利用停止になったのでデビットカードを検討してみる に記載したとおり、去年には滞納により使用していた(手放すつもりはなかった)5 枚のクレジットカードが利用停止になってしまったりした。そのうちのほとんどはクレジットカード会社からブラックリスト入りを食らい同社の他種カードを含め新規発行が長期間(おそらく 5 年)できなくなってしまった。

これを受け、やはり自分は大量のクレジットカードを管理できるほど器用な人間ではないなと思い、今後はなるべくクレジットカードを増やさないことに決めた。まあ 5 枚利用停止になる前からいらないカードは自主的に解約していったし、5 枚利用停止になったのも金銭的な問題による単なる事故ではあったのだが、この際だからあらためて所有しているカードおよびかつて所有していたカードをまとめてみようと思う。

カード一覧

以下の表は執筆時点のものである。情報は当時のものだし、所持状況は現時点のものである。また、この表は執筆時点の記録とし、今後更新予定はない。今後また状況が大幅に変化することがあれば、別記事として改めて執筆しようと思う。

カード所持1ブランドカード会社契約開始契約終了有効期限年会費還元率2優位性3
三菱 UFJ-VISA1×Visa三菱 UFJ 銀行2016/01?2021/01/082021/010 円0.2%?4特になし
MUFG カード51×Mastercard三菱 UFJ ニコス2018/04?2021/02/012023/041,100 円60.5%?4特になし
Amazon Mastercard1×Mastercard三井住友カード2019/05?72024/0411,000 円82.5%Amazon で 2.5% 還元、Prime 会員特典
ビックカメラ Suica カード1×Visaビューカード2019/04?2024/042024/04524 円61.5%Suica チャージで 1.5%、ビックカメラで 11.5%、Suica オートチャージ対応
ヤフーカード91×MastercardYahoo! JAPAN102019/06?112024/060 円1%12PayPay 高還元率、PayPay オートチャージ対応
P-one Wiz1×Mastercardポケットカード2019/062024/11/01132026/060 円1.495%還元率 1.495%、自動 1% オフ
d カード1×Mastercardドコモ2019/062024/02/032024/050 円5%ローソン 5% 還元
リクルートカード1×Visa三菱 UFJ ニコス2019/072024/052024/050 円1.2%還元率 1.2%
Kyash Card Lite141×VisaKyash2019/072024/02/072024/070 円1%ポイント二重取り、カードロック
シネマイレージカード1×TOHO シネマズ???300 円特殊映画 6 回につき 1 回無料
セイムスカード1×くすりの窓口???0 円0.5%特になし
Visa LINE Pay クレジットカード151×Visa三井住友カード2020/042024/10/28132025/031,375 円6163%LINE Pay で最大 3% 還元、LINE Pay オートチャージ対応
LINE プリペ171×VisaLINE Pay2021/01?2025/120 円3%?4特になし
DMM カード1×JCBポケットカード182021/032024/11/01132028/030 円4%DMM で 4% 還元
シネマイレージカードセゾン1×Mastercardクレディセゾン2021/062024/02/022026/06330 円619特殊映画 6 回につき 1 回無料
楽天カード1Mastercard楽天カード2021/102026/100 円1%特になし
Amazon Mastercard2×Mastercard三井住友カード2022/052024/042024/040 円202%Amazon で 2% 還元21
エポスカード1Visaエポスカード2022/112027/110 円0.5%家賃支払いに使用可能
PayPay カード222MastercardPayPay カード2023/10?2028/100 円1%12PayPay オートチャージ対応
Visa LINE Pay クレジットカード(P+)151×Visa三井住友カード2024/032024/10/28132029/020 円5%LINE Pay で最大 5% 還元、LINE Pay オートチャージ対応
Amazon Mastercard3×Mastercard三井住友カード2024/032024/10/28132031/040 円2%Amazon で 2% 還元
ビックカメラ Suica カード2Visaビューカード2024/042029/04524 円61.5%Suica チャージで 1.5%、ビックカメラで 11.5%、Suica オートチャージ対応
リクルートカード2Visa三菱 UFJ ニコス2024/042029/050 円1.2%還元率 1.2%、Amazon 対応23
Wise デビットカード1Mastercardワイズ・ペイメンツ・ジャパン2024/072029/070 円0%良レートで外貨交換可能
NAB’s Visa Debit Card1VisaNational Australia Bank2024/082027/120 円1%?特になし

三菱 UFJ-VISA

これはクレジットカードではなくデビットカード。大学生のころに Chrome 拡張機能を作っており、その拡張機能をストアに公開する際に初回登録料ということで決済をする必要があった。それまでクレジットカードを含めインターネット上での決済手段を持っていなかった(はっきりとは覚えていないが Amazon での買い物などは代引きをしていたと思う)ので、これを機にデビットカードを所有することにした。

まだ大学生の身で(学生用の限度額が大きく制限されたクレジットカードがあるとはいえ)クレジットカードを持つのはリスクがあると認識しており持ちたくなかった。そのときに調べたのか最初から存在を知っていたのかは覚えていないが、デビットカードのほうが発行もしやすいしいいだろうと判断して取得した。このときはまだ Chrome 拡張機能の最初の支払いにしか使うつもりがなかったのでクレジットカードを所有する必要もないだろうと思っていたというのもある。

三菱 UFJ-VISA を選んだのは、単純に持っていた個人口座が三菱東京 UFJ 銀行(現在は三菱 UFJ 銀行)だったからである。

有効期限が 2021 年 1 月までだったので、1 月 5 日に更新はしない旨を伝えて解約手続きをした。1 月 29 日に解約されたかどうか再度確認したところ、1 月 8 日に解約が完了したことを確認した。解約されたあともコレクション的な感じで物理カードをそのまま持っていたのだが、そこから 3 年後の 2024 年 2 月 3 日にカードを裁断し処分した。

いつ発行したのかは覚えていないが、有効期限が 2021 年 1 月であること、大学生(2014 〜 2018 年)の途中で持ち始めたこと、さらに有効期間のキリの良い年数から察するに、有効期間を 5 年だとすると 2016 年 1 月となり辻褄が合う。おそらくこの時期だったのではないかと推察する。

ちなみに今調べたら 2022 年 1 月 8 日にサービス終了していたらしい。デビットカードはあまり人気なかったのかな。たしかに一部のサブスクでは利用できないからな。

MUFG カード

社会人になり、大学生のとき以上にインターネット上で決済をするようになった。正確には覚えていないが、たしか U-NEXT かなにかでデビットカードが使えなくて、U-NEXT に限らず今後もこういったサービスはあるだろうからクレジットカードを持っていないと不便だよなと思い発行することを決めたんだったと思う。デビットカードを除けば一番最初に取得したクレジットカードということになる。

ちなみに発行手続きをしたときのことは今でも覚えていて、新卒で入った会社のお昼休み(このころはまだリモートワークがなかった(主流ではなかった)時代)に近くの UFJ 銀行で作ってもらった記憶がある。ランチをスキップしたがそれでも 1 時間を超えてしまったことが記憶に残っている。

この時点では単にクレジットカードが必要、というそれだけの理由で取得したので、還元率やらその他の優位性などは一切考えていない。つまり、三菱 UFJ-VISA のときと同様に、使っている銀行口座が UFJ だったから MUFG カードにしたという、ただそれだけの理由だった。

ただし還元率は他の一般的なカードに比べても低い上に特定の用途で還元率が高くなったりこのカード特有のメリットがあったりするわけでもない。それに加えて年会費が 1,100 円するので、持っているだけで損すると判断し、途中で解約することを決めた。解約のときにはすでに他のカード(年会費無料で還元率も高いカード)を持っていたので、このカードは完全にお役御免になっていた。

有効期限は 2023 年 4 月だったが、2021 年 2 月 1 日 17 時ごろに解約手続きをした。2024 年 2 月 3 日に物理的にカードを裁断し処分した。さっきの 三菱 UFJ-VISA も同じくらいのタイミングで解約をしていることから、おそらく 2021 年ごろから使っていないカードは徐々に解約し始めていったんだと思う。

取得時期についてははっきりとは覚えていないが、社会人になってまもなくだったという記憶と、有効期間のキリの良い年数から察するに、おそらく取得は 2018 年 4 月のことだったんじゃないかな。

Amazon Mastercard

取得した同時はゴールドカードだった。なんと年会費が 11,000 円もした。しかしこれにはカラクリがある。

マイ・ペイすリボというリボ払いを利用するかどうかを選択できるのだが、これを選ぶと年会費が 5,500 円分安くなる。さらに明細を紙からウェブに変更するとウェブ明細割引ということで 1,100 円分安くなる。つまり実質的な年会費は 4,400 円となる。

それでも高いじゃんと思うかもしれないが、実はこのカードは持っているだけで(Amazon.co.jp アカウントと紐づけておくだけで)Prime 会員の資格が自動的に付与される特典がついていた。今は値上がりしてしまったし、当時の正確な金額も覚えていないんだけど、たしか当時の Prime は年額で支払っても 5,000 円を超えるので、このカードの(割引が付与された)年会費のほうが実質的に安くなるというトリックがあった。

さらに Amazon.co.jp での買い物に利用すると Amazon ポイントが 2.5% もついた。これは破格の還元率である。さらにすごいのが、実は Amazon は、ポイントで支払った分に関してもポイントがつく良心的仕様になっているのだ。たとえば 10,000 円の商品を、8,000 ポイントと 2,000 円で支払うと、実際に現金として支払った額(2,000 円)に対してしかポイントがつかないサービスがほとんどだが、Amazon では 10,000 円分に対してポイントがつく。つまりこの場合、実質的な支払いは 2,000 円だけで、しかも 250 ポイントも手に入るので実質 1,750 円ということになる。もっといえば Prime デーなどになると特定の商品の還元率が倍以上になったりもする。太っ腹である。

今は Prime は使うときだけしか契約していない、つまりサブスクとして自動更新をオンにはしていない。お金を節約するためという意味でもあるしほとんどネットショッピングをしなくなったしアニメ(Amazon Prime Video)も見なくなったので。だけど以前は Amazon で買い物をすることが多かったしついでに Amazon Prime Video も見られるから、一種のインフラ料のようなものだと思っており、その利用料が安くなるならそれだけで持つ価値はあるだろうと思っていた。実際、周りの新卒の同期も持っている人が多かった。

ただし注意すべき点はあった。年 6 回以上利用しないとウェブ明細による割引が適用されないとか、マイ・ペイすリボの設定を間違えるとリボ払いとなってしまい、リボの手数料で逆に大損こくという罠もあった。おそらく三井住友はこれを狙っていたんだろうな。あくどい商売だ。

設定というのはどういうことかというと、リボ払いの金額や支払い回数の設定である。これを一括に設定しておくと、マイ・ペイすリボを利用しつつも一回払いになり、実質リボ手数料がかからない。つまり設定を間違えなければ、かつ毎回一括で支払うことができていれば、ノーリスクで年会費が 5,500 円分安くなるというカラクリになっていた。わかりにくくして少しでも金をむしってやろうとする気概が感じられる。

しかし今現在も Amazon Mastercard はあるのだが、今ほど美味しくはなくなった。現在はゴールドカードではなくなっている。年会費がかからなくなった代わりに Prime 無料特典もなくなり、還元率も少し落ちた。

それでも Amazon で利用するときには大きなアドバンテージがあるカードだったので今後も使い続けようとは思っていた。しかし、残念ながら滞納により利用停止になってしまったカードのうちの一つがこれなのである。厳密にはこのカードでは滞納はしていなかった……と思うのだが、後述する Visa LINE Pay P+ が同社(三井住友)のカードで、こちらが滞納により利用停止になったことでこのカードも道連れになってしまった。すでに残債は支払い終えているが、5 年間はカードが新規発行できなくなると言われたし、5 年経っても審査が通る保証はない、と言われた。

しかし、先にも述べたとおり、今ではあまり Amazon で買い物をしないし Amazon Prime にも加入していないのでそんなに困らなくなった。ネットショッピングをあまりしなくなったというのが Amazon をあまり使わなくなっていった理由ではあるのだが、そもそもネットショッピングをあまりしなくなったのは金銭的な問題も一つにはあるだろうし、そう考えるとカードが利用停止になったことでますますその傾向が加速したとも考えられるので、まあお金をセーブできるようになって結果オーライかもしれないな。

カードは合計 3 枚あった。初代は 2019 年 5 月に取得した。有効期限は 2024 年 4 月だったが、先に述べたとおり途中でカードの仕様が代わり(ゴールドではなくなり)2022 年 5 月に二代目カードが届いた。ただし有効期限は初代と変わらず 2024 年 4 月だった。そして有効期限が到来して 2024 年 3 月に三代目が届いた。これの有効期限は 2031 年 4 月までだったが、滞納により 2024 年 10 月 28 日に自動解約された。ちなみに初代と二代目は 2024 年 2 月 3 日に物理カードを裁断し、三代目も利用停止になったあとに処分した。

ビックカメラ Suica カード

何種類かある View カードのうちの一つである。View カードというのは JR のクレジットカードで、Suica がお得・便利に使えるカードである。View カードに共通するのは、Suica のオートチャージがある点だ。Suica はプリペイド式なのでアプリで事前に残高を入れておく必要がある。

ただし View カードを Suica に連携して、オートチャージを有効にすると改札を通ったときに指定した残高を下回っていると、指定した金額をオートチャージしてくれる。これは View カードのみ有効で、他のクレジットカードでは(アプリ経由のチャージはできるが改札を通ったときのオートチャージは)利用できない。取得した理由はもちろんこれの恩恵を受けられるからだ。

先述したとおり いくつかの種類がある のだが

  • 年会費が無料になりうる
  • Suica 以外の用途で使う可能性がある

というのを基準に選定した記憶がある。というか今の自分ならそうするから当時もそうだったはず。年会費は初年度無料で次年度以降有料というものもあるし、条件なしで有料というものもある。年会費がかかってくるものは基本的に避けたいと思っていた。そんななか、ビックカメラ Suica カードは年 1 度でも利用すれば年会費が無料になるというものだった。オートチャージを有効にすれば残高が少なかったとき改札を通ると自動的にカードが利用されることになるから、日本に住んでいる限り、年に 1 度もオートチャージされないということはないだろう、つまり年会費は実質無料になるだろうと判断した。

ちなみに今のラインナップを確認したら年 1 回の利用で年会費無料になるカードはこれしかなかった。当時は他にもあったような気がするけど気のせいかもしれない。なお、無条件で年会費が無料のものは今も当時もなかった。それは間違いないはず。もしあったら迷わずそれを選んでいたはずだから。

(当時は他にも年 1 の利用で年会費が無料になりうるカードがあったと仮定して)その中でも Suica 以外でかろうじて使いそうなものはどれかなと考えたとき、家電やガジェットは好きだからビックカメラは利用するかもしれない、という理由で最終的にビックカメラ Suica カードを選んだ、と思う。

正直なことを言えばビックカメラもそんなに使わない。家電やガジェットなら Amazon で買ったほうがそもそもの値段が安いし、大きい家電を設置してくれることまで考えても、東京ならヨドバシを使うかなとなるので。だけど、それ以外の、駅ビルやルミネなどはもうほぼ無縁なので、だったらかろうじて利用しそうなビックカメラを選んだ、というわけだ。

仮に利用することになったときに、駅ビルやルミネだと対した額にはならないが、ビックカメラだったら家電などの比較的大きな買い物になるので還元率の恩恵も得やすいというのも選定理由の一つである。

というか JRE CARD もルミネカードも、当時はどうか覚えていないが今は(初年度を除き)年会費がかかるので、結果的にこれを選んで正解だった、というか今となっては個人的にはこれ一択という感じだ。当時はもっと数が多かったはずなので、トーナメント方式にして 1 つ 1 つ吟味して悩んでいたのを覚えている。

オートチャージがメインの目的だが、Suica のチャージに利用すると還元率 1.5% で、そのポイント(JRE ポイント)も Suica の残高に充てることができるので、実質的な運賃の割引とも言える。もちろん買い物に使った場合も同様に還元される。他のカードだと Suica へのチャージにはポイント還元されないものが多かったりするので、その中で正式に Suica のチャージに還元率が付与されること、それも 1.5% の高還元率なのも嬉しいポイントだ。

ビックカメラでの利用は還元率 11.5% だが、もともとビックカメラは 10% のポイントがつく(その分、本来の商品の値段も Amazon と比べると 10% くらい高くなっている)のでこのカードが特別優遇されているわけでもない。ビックカメラでも Suica と同じ還元率になるよ、程度である。まあそれが JRE ポイント(→ Suica 残高にできる)としてつくのは使い所に迷わないからいいかもしれないが。ちなみに記憶ではビックカメラでは一度も利用したことがない。いや一回安い買い物をしたようなしていないような……。いずれにせよビックカメラでの恩恵はあまり受けていない。もっぱらオートチャージ専用だ。

Suica での買い物でも還元率 1.5% になるからいいんじゃないかと思うかもしれないが、Money Forward で明細を確認したときに、電車以外だと Suica としか明細が表示されない(店舗名などが記載されない)上に明細取得までに少しラグがあるから、明細取得可能後すぐに利用用途をメモしないと忘れるし、毎回それを手動でやらないといけないのがめんどくさいので、買い物では極力使用しないようにしている。それが電車(オートチャージ)専用と言った理由だ。1.5% は魅力的なんだけどね。

あといくら還元率が 1.5% といっても、ポイントの有効期限までに Suica 残高に還元しないと失効してしまう。残念ながらここは自動ではない(JRE ポイントを電車や買い物のときに自動的に消費してくれる仕組みはない)のでそれも電車以外であまり積極的に使わない理由かもしれない。PayPay や楽天 Pay などでは決済時に有効にしておけば貯まったポイントを優先して消費してくれるからね。

現在のカードは二代目で、初代は 2024 年 4 月に有効期限が切れて 2024 年 2 月 3 日に物理カードを裁断処分した。取得時期はこれも覚えていないのだが、社会人になってからというのとキリの良い有効期間的にたぶんその 5 年前の 2019 年 4 月か 5 月だったと思う。二代目は 2024 年 4 月から始まり、有効期限は 2029 年 4 月だ。

ヤフーカード / PayPay カード

当時取得したときはヤフーカード(ヤフーカードは通称で、正式名称は Yahoo! JAPAN カードだったかな)だったが、現在 PayPay カードとなっている。名称変更したのも頷けるのだが、まさに PayPay の用途として取得したものだ。ヤフーカード(現 PayPay カード)だと PayPay での決済で異常に還元率が高くなったりしていた(100 億円あげちゃうキャンペーンやそのあとたびたび開催されていた高還元キャンペーンのとき)のだが、だんだんしょっぱくなってきて、今では他の一般的なカードと還元率がたいして変わらなくなった。付き合う前は積極的に奢ったりしていたが、付き合って自分のものになったら渋くなる男みたいだ。あのころは優しかったな……。

しかし実は PayPay で使用する際にはまだ優位性がある。正確に言うと、優位性を作ってきやがった。というのも、ある時期から PayPay で決済を行う際、他社カードだとクレジットカードでの支払いができなくなった。PayPay は本来は残高にチャージして使うものなのだが、クレジットカードと連携するとクレジットカード経由で決済ができる。それが、一時期はどのクレジットカードでも OK だったようだが、今では PayPay カードじゃないとクレジットカード経由での支払いはできなくなった。チャージ自体は他のクレジットカードでもできるかもしれない(詳しく調べていないのでわからない)が、いちいちチャージするのはめんどくさいし、まとめてチャージしておくのもあまり好きではない(現金ほどの利便性がないので)。

だから PayPay を便利に使うなら、実質的に PayPay カードが必須になる。かつては、後述する Kyash やら LINE Pay やら、メルカリでモノを売っていたころはメルペイやらを使っていたりもしたのだが、結局今は一番メジャーになった PayPay ばかり使うようになっているので PayPay カードから離れることができなくなった。

別に PayPay カードに恨みはないのだが、いち決済手段に過ぎないものに専用のカードを割り当てないといけないのがどうにも気持ち悪い。それに昔ほどの還元率もないからなんか使っていて嬉しくないのだ。それでも日本中のかなり多くの店舗で利用できて、PayPay ポイントも決済時に使える(失効するリスクが少ない)ので、その PayPay を便利に利用するためには結局 PayPay カードを使わざるを得ないのである。

ヤフーカードは 2019 年 6 月に発行され、有効期限は 2024 年 6 月だった。PayPay カードは 1Password の登録日が 2023 年 11 月なのでおそらくこの時期に届いたと思われる。有効期限は 2028 年 10 月。現在も PayPay で利用している。

2023 年 11 月 27 日に Yahoo! ショッピングでヤフーカードを使おうとしたときにすでに使えなくなっていた(カード番号は同じだがセキュリティコードが変わっている)。なので、PayPay カードに変わった際、有効期限の有無に関わらず無効になったようだ。2024 年 2 月 2 日に PayPay と PayPay カードに電話で問い合わせた結果、PayPay カードへの移行の流れですべてのヤフーカードは利用不可になり、カードは処分してくださいと案内があったので、翌日 3 日に裁断して処分した。

なお、PayPay カードのほうは現在も利用しているのだが、物理的には使用しないので、2024 年 2 月 20 日に物理カードは裁断した。これ以外にも現在有効になっているが物理的に使わないものは裁断したものがいくつかある。

余談だが、ヤフーカードはクレジットカードとしてはもう使えないが、T ポイントカードとしては使えるという案内があった。しかし今はその T ポイントも V ポイントになったので今でもなお使えるのかはわからない、というか T ポイントは 6,000 ポイント以上失効してしまったことをきっかけに、貯めても意味ないなと思ったのでほぼ使っていない。あまり使っていないから気づかず失効してしまったというのもあるし、失効してしまったから余計に使わなくなったとも言える。いずれにせよ使い道がわからなかったり使い所が制限されていたり、明示的にどこかで利用しないといけなかったり失効前に連絡がなかったりするものは、ズボラな自分にはどうせ使いこなせないから貯めることもしなくなるのである。

P-one Wiz

Amazon での買い物は Amazon Mastercard、電車の運賃はビックカメラ Suica カード、PayPay ではヤフーカード・PayPay カード、のように、サービスごとに優位性を持つカードを立て続けに紹介してきたが、P-one Wiz はそのタイプではない。これはいわゆるプライマリーカードとして使っていた。過去形になっているということは、そう、これも滞納により利用停止になってしまったカードだ。先に説明した Amazon Mastercard の発行元である三井住友とは異なり、こちらはポケットカードというカード会社が発行している。

このカードをメインに据えたのは還元率ただ一つだ(もちろん年会費が無料であるなどの前提も含めて)。Amazon や PayPay など、特定のサービスや決済手段で高還元率になるカードは別にあるが、そうではない一般的な決済(Amazon などの有名なところではないネットショッピングサイトやサブスク、公共料金など)でどのカードを使うかとなったときには、一般的な還元率が高いカードを利用するのがいいだろうと思い、いろいろ調べたうえでこのカードが一番還元率が高かったのでこれを選んだ。

Amazon Mastercard も PayPay カードも、該当するサービスや決済手段以外では還元率が低くなる、というか平凡になる(1% とか)。ところがこのカードは、自動で 1% オフになる 上に ポイントまでつく カードなのだ。自動で 1% オフというのは、たとえば月に 10,000 円の買い物をこのカードでした場合、その月の支払いは 9,900 円になる。引き落とし額から割り引いてくれる。

さらにその 9,900 円分の利用に対してポイントが付与される。1,000 円につき 1 ポケットポイントなのだが、このポケットポイントというのは様々なポイントや特典に交換できるのだが、その中に T ポイントがあって、T ポイントは 1 ポケットポイントで 5 T ポイントになる。つまり 1,000 円で T ポイント 5 ポイント分なので、ポイント還元率は最大で 0.5% となる。もともと 1% 引かれているので、それを合わせると合計還元率は 1.495% となる24

一般用途で(支払先や決済方法に依存しない決済において)約 1.5% の還元率を誇るカードは、当時調べた限りでは存在しなかった。けっこう念入りに調べたが、当時取得できる中ではこれが最も高還元率だった。しかも年会費無料なのでこれをメインにすれば間違いないだろうと判断した。

実を言うと、リクルートカードプラスという、後述するリクルートカードの上位版がある。還元率 2.0% という脅威の還元率を誇っている。PayPay や Suica という特定のサービスに特化したクレジットカードすらも凌駕するあり得ない還元率である。年会費はかかるが、それでもメインに据えるなら十分ペイできる還元率となっている。

しかし残念ながら、このカードは当時調べたときよりもだいぶ前に新規発行を止めていた。さすがに還元率が高すぎてクレジットカード会社側がもたないと判断したのだろう。そして 2026 年 3 月 16 日からは 1.5% になる らしい。それでも十分高いが。ということで、取得可能なカードの中では P-one Wiz がもっとも還元率が高かった。

しかし、先述したとおりこのカードは滞納により停止された。2024 年 11 月 1 日のことである。メインに据えていたこともあって様々な決済手段に利用していたが利用停止に伴いすべて変更する羽目になった。

1% オフというのは、ポイントの使い忘れによる失効がない上に、割引なのでいわば現金で還元してくれるようなものである。この点においては高還元率に加えて非常に評価できるポイントなのだが、やはり問題はポイントのほうだ。ポイントは使い勝手が悪かった。

まずポケットカードを他のポイントないし特典に変換する必要がある。しかも変換先によっては 0.5% ではないものもある。たとえば Amazon ギフト券に交換することもできるが、これはたしか 0.3% とかだった気がする。それに、利用明細も Money Forward に集約しているから、会員サイトには滅多にアクセスすることがない。そうなるとポイントを使うのをうっかり忘れて失効してしまうリスクも大きかった。期限前の通知もしてくれなかったはず。もっといえば、高還元率を求めるあまり無理やり T ポイントなどに交換しても使い道があまりなくて、結局 T ポイントは 6,000 ポイント以上失効してしまったりした。こうなってはただ交換の労力を払っただけでなんの恩恵も得られていない。

だからポイントは還元率の高さだけでなく使い勝手の良さや失効のしにくさも重要だということをこのカードから多分に学んだ。たとえば Amazon ポイントや、後述するリクルートカードは、ポイントが貯まると既存のポイントも含めて有効期限が 1 年先に延長される。つまりポイントが定期的に貯まり続けている限り、有効期限が延長され続けるので理論上は失効しない。また、Amazon ポイントは Amazon での買い物のときに、ポイントを利用するというラジオボタンを選択するだけで使えるので使いやすい。Kindle 本を購入するときに至っては自動的に使われる。還元率の高さだけでなくこうした利便性も重要である。

2019 年 6 月に取得し、有効期限は 2026 年 6 月だったが、その前に利用停止となってしまった。利用停止にならなければそのまま使い続けていただろうが、上述したポイントの使い勝手の悪さもあるから、ある意味で悩むことなく解約となってよかったのかもしれない。

ちなみに、P-one Wiz の滞納していた利用料金の残債は、まだ払い続けている。約 1 年経過しても未だに払い続けているくらい巨額の滞納をしていた、というわけではなく、支払いが毎月固定のまま少しずつ返済していくように設定したのをそのまま放置しているだけ、と言った感じ。その当時は Visa LINE Pay クレジットカードの残債を返済するだけでもいっぱいいっぱいだったことに加え、税金や保険料なども分割して支払っていたので余裕がなかった。そのあとになって余裕は出てきたのだが、最近になってまた余裕がなくなってきたのでまだ完済できずにいる。また本格的に働いて近いうちに一括返済したい。

d カード

ドコモのカードである。ドコモは一度も使ったことはない。じゃあなんで取得したのかというと、ローソンで最大 5% の還元率になったからだ。ただしそれも 2020 年 11 月までの話で、ローソンでの高還元率のためだけに取得していたので、それがなくなって、ドコモユーザでもないので持っている意味が全くなくなったので解約した。

ローソンの還元率のためだけとはいえ、最大 5% はかなりでかい。そう思って取得したのだが、そもそも自分はセブンイレブン派なのであまりローソンを利用していなかったというのもあるし、はっきりとは覚えていないのだが、還元率 5% を得るには、まず d ポイントを提示して、そのあと iD で決済するとかそんな感じの手順を踏まないといけなくて、毎度の支払いがちょっと面倒だった気がする。

結局ほとんど使うことがないままずっと放置しっぱなしだった。年会費は無料だったので積極的に解約する理由もなかったのだが、2024 年 2 月 3 日の処分祭りの際に、使っていないならとっとと解約して手放してすっきりしたいという気持ちで電話をかけてその場で解約し物理カードも裁断した。翌日 4 日には会員サイトにログインできなくなり Money Forward でもエラーが発生したことを確認した。

d カードには d ポイントカードの機能も付帯していて、カードは裁断したもののそこに記載されたポイントカード番号をアプリに登録しているので、今もポイントカードとしては有効なのだが、ぶっちゃけ貯めたりはしていない。これも T ポイント(現 V ポイント)と同様で、失効狙いがエグいからである。

T ポイントよりもタチが悪いのは、取得したポイントごとに有効期限がついていることだ。ポイントを貯めるごとに複数の有効期限が設けられるから、もっとも早い有効期限にあわせて消費しないと失効してしまう。つまりポイントを貯めても貯めても、すでに取得しているポイントの有効期限は延長されないのである。

それに加えて、ポイントを使用しようとしたときに、使えないことがあった。貯めることはできても使うときには別途登録をしないといけないみたいなのがあったらしく、それも萎えてしまった。もう確認すらめんどくさいので憶測にはなるが、結局今まで貯めていた d ポイントも失効してしまっていると思う。まあ数百円程度だったからいいんだけど。

かつて d 払いの還元率が特定のコンビニで 20% などというのがあってそのときに d 払いを使っていたりしたが、普及率やアプリの使い勝手、d ポイントのあくどさを考えれば到底普段使いするような決済サービスではないので、d カード、d ポイント、d 払いいずれももう使用していない。

2019 年 6 月に取得して有効期限は 2024 年 5 月だったが、先述したとおり 2024 年 2 月 3 日に解約手続きをとった。

リクルートカード

P-one Wiz がプライマリーカードだったのに対し、こちらはサブカードだった。P-one Wiz が利用停止したことに伴い、こちらがメインカードに昇格した。現在でも利用している。

こちらはもともとはサブカードとして取得した。メインカードでポイント還元対象外の決済をするときやメインカードが限度額に達してしまった場合、その他なにかしらの理由で決済できなかった場合の保険として取得したものだ。保険ということを考慮して、P-one Wiz を Mastercard にしたのに対し、リクルートカードは VISA を選択した。どちらかしか対応してない店舗やサービスは見たことがないのだが、念のためということで別のものにした。

先ほど P-one Wiz の項で書いたが、リクルートカードプラスという、このカードの上位版がある。しかしそれはだいぶ前に新規発行を停止しており、メインに据えるための高還元率のカードを調べていたときよりももっと前にですでに受付終了していた。

しかしこのカードはこのカードで 1.25% となかなかの高還元率である。もちろん Amazon で使用する Amazon Mastercard や Suica のチャージに利用するビックカメラ Suica カードに比べれば還元率は劣るが、そうした特定の用途に依存しない一般的な決済という点で言うと、1.25% はなかなかない高還元率カードだと言える。つまり、汎用的な還元率が当時もっとも高いと思われる 1.495% の P-one Wiz をメインにし、その次に高いと思われる 1.25% のリクルートカードをサブに据えた、というわけだ。

では、肝心のポイントの使い勝手に関してだが、リクルートカードで貯まるポイントはリクルートポイントである。このポイントはポケットポイント同様に他のポイントに交換することができる。交換先は ポンタポイントか d ポイント である。ポンタポイントを積極的に使うところなんて自分の生活においてはないし、d ポイントは先述したとおり使い勝手が悪いしポンタポイント同様に積極的に利用できるところがあまりない。

当時の自分は還元率にしか目がいってなくて、どうせどこかでは使えるだろう、くらいの軽い気持ちでカードを選んでいた。しかしいざポイントが貯まり始めても、使い勝手が悪いと使わないのである。ズボラな性格だからだ。

幸いなことにリクルートポイントは良心的で、有効期限が最後にポイントを獲得した日から 1 年後なので、カードを利用してポイントが貯まり続ける限りは有効期限が延長され続ける、いわゆる Amazon ポイント方式だ。だから失効することは、記憶の限りでは一度もなかった。

だけど利用先が見つからないし無理やり使うのももったいないしマシな使い方を探すのもめんどくさい、でも失効はしないからどんどん貯まり続けていく……。そんななか、朗報が舞い込んだ。なんと Amazon でリクルートポイントが使えるようになった のだ! いわゆる Amazon のパートナーポイントプログラムである。

これのおかげで無理のない利用先が見つかった。対応したのは 2024 年 3 月 21 日 のことだったが、たしかそれに気づいたのは P-one Wiz が解約されたあとのことだったので、むしろこっちのほうがポイントの使い勝手的にはいいじゃんってことになって、仮に P-one Wiz が解約されなくてもこっちがメインになった可能性すらあるくらいだ。

もっとも、先に述べたとおり Amazon 含めネットショッピングをあまりしなくなってしまったというのはあるのだが、それでもガジェットなどを買うときには Amazon を利用することはもちろんある。なのでそうしたときにそのまま Amazon で利用できるからこれはありがたい。それと、P-one Wiz の場合は自動で 1% オフになってしまうのでどれくらいポイント(というかクレジットカード決済)で得をしたかいまいち感覚として掴みづらいのだが、こちらはすべてポイントになる、そしてそれもたまの Amazon の利用のときしか消費しないので、使うときになってけっこう貯まっていることに気づいてお得感がある。しかも Amazon と同じでほぼ失効するリスクがないから安心でもある。今後もメインとして使っていく予定。

2019 年 7 月に取得した。有効期限は 2024 年 5 月なので初代はすでに有効期限切れとなっており、現在は二代目を使用している。二代目は 2024 年 4 月から利用開始し有効期限は 2029 年 5 月である。

Kyash Card Lite

もうだいぶ前のことだから正確には覚えていないが、Kyash Card Lite 自体はクレジットカードではなく、他のクレジットカードに紐づけてチャージすることで使えるカードだったと思う。一部の店舗やサービスを除きクレジットカードのように使うことができる。そして Kyash Card Lite 自体にもポイント還元されるので、紐づけた通常のクレジットカードとのポイントの二重取りができる、ということで当時の新卒の同期たちがこぞって使っておりそれに便乗する形で自分も使い始めた。利用できる店舗やサービスなら、単純にこのカードを使うだけでポイントの二重取りができるのが魅力だった(もちろん利用限度額の制限はあり、高い買い物はできなかった)。

さらに、アプリで簡単にカードをロックすることができる。不正利用に気づいたらアプリ上で簡単にロックすることができる。ふだん使用しないときにはロックしておくことで、長期間使用しない場合にも安心できる。当時としてはわりと革新的な仕組みを導入していた。まあそもそも不正利用されることは稀だからあまりロックしたことはないのだが。

しかし最初こそよかったものの、還元率が下がった ことに加え、PayPay など他の決済手段がメジャーになったことで徐々に使わなくなっていった。そして長い間、まったく使わなくなったので、2024 年 2 月 2 日に Kyash に問い合わせて解約申請を行い、2 月 7 日にカード情報が削除され解約されたことを確認した。カードもそのときに処分した。

ちなみにこのカードは解約の窓口が用意されておらず、一般的な問い合わせとして解約をしたいという申込みをする必要があった。そしてその際に、使わないから解約するのではなくアプリからロックするのではダメかと打診があった。別に年会費がかかるわけでもないのでそれでも困らないっちゃ困らないんだけど、まったく使わないものをずっと持ち続けているのは気持ち悪いと感じてしまう性格なので早く解約して処分したかった。

なので、とにかく解約したい旨を伝えたら、今度は Kyash Card Lite を削除する代わりに Kyash Card Virtual の発行を推奨すると言われた。どうしてもタダでは解約させたくないらしい。クレジットカードではないとはいえ、こんな対応あるんだと思った。ぶっちゃけそんなの個人の自由なんだからとっとと解約させてくれよと思った。

運営からは Kyash Card Virtual に切り替えるよう打診があったが、この新規発行(厳密に言えば Kyash Card Lite の前に Kyash Card Virtual を使っていた気がするので、再発行といったほうが正しい)は運営は行うことができず、自分で対応する必要がある。つまり、Kyash Card Lite の情報を削除してもらって、こっちで Kyash Card Virtual の発行をしなければいいんだと思って、それに承諾した。そして無事、Kyash Card Lite は解約することができた。クレジットカード周りを整理したくて Kyash Card Lite を解約したいのに、そのかわりに Kyash Card Virtual を発行しなきゃいけないのは、いくらバーチャルカード(物理カードが存在しない番号だけのカード)だったとしても本末転倒だからな。

実は Kyash Card Lite のあとに Kyash Card (Lite がついていないほう) が新しく誕生した。まだ Kyash を使っていたころは、Kyash Card のほうがお得だからいずれ乗り換えようと思っていたのだが、そうこうしているうちに使わなくなってしまったので結局これも発行せずじまいになった。

2019 年 7 月に発行して有効期限は 2024 年 7 月だった。しかし先述したとおり 2024 年 2 月 2 日に自発的に解約手続きを行った。

ところで Kyash Card Lite は 2025 年 9 月 30 日にサービス終了した らしい。ついこの間のことだったのか。改めて調べてみるとかつて使っていたものが知らぬ間に終了していることがよくあるな。

シネマイレージカード

これはクレジットーカードではなくただのポイントカードのようなもの。TOHO シネマズで映画を観るたびにポイントが手に入り、6 回観ると 1 回分無料になるというもの。当時、新卒の同期とよく映画を観に行っており、これだけ頻繁に観に行くなら使わないと損かなと思ったので取得することにした。

後述するが実はクレジットカード機能のついた、シネマイレージカードセゾンというものがあるのだが、最初はそれではなくこちらのシネマイレージカード(クレジットカード機能なしのほう)を使っていた。なぜだったかはもう記憶があやふやなのだが、頻繁に映画を観に行くといってもそれほど頻繁ではなかったからクレジットカード機能つきのものは管理が面倒だと思った(年会費もかかる)からだったか、最初は審査が通らなかったからだったか、あるいは単純に申し込みがめんどくさかったからだったか、はっきりとは覚えていない。

実はこちらも年会費が 300 円かかる。そして、今 入会申込のページ を見るとクレジットカード機能つきのほうは年会費 2,200 円(年 1 利用で無料)と書いてあってめっちゃ高くなっているのだが、当時は 330 円だったと思う。だからたいして年会費が変わらない(しかもクレジットカード機能つきのほうは年 1 利用で無料になる)から最初からクレジットカード機能つきのものを取得したほうが良かった気がするんだけど、なにか事情があったのだろう。もう覚えていないけど。

頻繁に映画を観に行っていたのは一時的で、後にその同期とはあまり会わなくなってしまったので映画館にも行かなくなった。しかもアカウントが削除されてしまった。このカードは、クレジットカード版と違って自分で映画館に言って年会費を払って更新しないといけない。つまりそれを放置するとカードが無効化されてしまう。無効化された状態で(年会費を払う期限で払わずに)さらに 1 年以上経過すると、アカウントが削除されてしまう仕様のようだ。当然ポイントも失効する。結局 6 回観て 1 回無料になる特典も利用しないまま終わってしまった。

そのため 2024 年 2 月 3 日にカードを処分した。このころにはクレジットカード機能つきのほうを所有していたため、そういう意味でもこちらのカードは不要になった。

セイムスカード

これもクレジットカードではなくただのポイントカード。昔住んでいた自宅には近くにセイムスがあってよく行っていたので作ったのだが、のちに引っ越して行かなくなってしまったので 2023 年 12 月 19 日に物理カードを処分した。

Visa LINE Pay クレジットカード

LINE Pay に紐づけるとポイントが貯まるカード。LINE Pay にはマイランクという階級があり、利用に応じてランクが上がっていく。そのマイランクがプラチナまで行くと還元率が 3% になる美味しいカードだった。プラチナまで行くにはかなりの額を定期的に使わないといけないのだが、コンビニなどよく行く店舗でメインで使えば達成はできる金額で、還元率 3% も得られるのだからお得だろうということで取得した。

しかし、2021 年 5 月になって、その還元率が 3% から 0.5% に激落ちした。さすがにやりすぎだと思った。知ってのとおり、LINE Pay はすでにサービスを終了した。PayPay と比べると圧倒的にシェアが低かったのは後に知った話25だが、個人的にはこれもサービス終了となった一つの原因だと思っている。あまり極端に改悪すると利用者の反感を買うというのはあるあるだからな。

それでも一応、このカードの優位性はあった。LINE Pay にはチャージ & ペイという機能があり、いわゆる PayPay のクレジットカード決済と同じだ。本来、PayPay も LINE Pay も残高にあらかじめチャージして決済を行うのだが、このクレジットカードを利用すると決済時に自動でクレジットカード経由でチャージして支払いを行うことができる。だから事前にチャージしたり、決済時に残高が足りない、といった問題が発生せず便利に使える。

しかしのちに Visa LINE Pay クレジットカード(P+)というものが誕生した。なんと還元率最大 5% という脅威の還元率を誇るカードだった。おそらくさっきの 3% → 0.5% の改悪で多くのユーザが離れてしまった、あるいはもともと PayPay にシェアで勝てていなかったことによる対策としてだろう。逆に言えばこれだけの還元率をもってしてもサービスを維持できなかったのだから、世知辛いとも言えるし経営ミスとも言える。

その P+ を 2024 年 3 月 1 日に新しく取得したので、こちらのカードは不要となった。よって有効期限を持って解約されるように設定していた。ところがこれは P+、Amazon Mastercard と同じく三井住友がカード会社となっている。そして Amazon Mastercard の項でも説明したとおり、クレジットカードの滞納により 2024 年 10 月 28 日に自動解約されてしまった。滞納が始まるよりも前にすでにこのカードは P+ に置き換わって使わなくなっていたので、このカード自体は滞納していない。だがカード会社が同じだったので、ブラックリストに追加されるときに三井住友発行のカードがすべて停止処分を受けたということだ。

2020 年 4 月に取得し、有効期限は 2025 年 3 月だった。しかし有効期限を待たずして 2024 年 10 月 28 日に自動解約された。物理カード自体は使っていなかったのでそれより前の 2024 年 4 月 24 日に裁断処分していた。

ちなみにこのカードは年会費 1,375 円だったが、年 1 以上の利用で無料になる条件がついていた。所有していたころはほぼメインカードのような使い方だった(LINE Pay が使える場面では LINE Pay を優先して使っていた)ので年会費を支払うことは一度もなかったと思う。

LINE プリペ

LINE Pay が Apple Pay (iD) で決済できるようになるためのバーチャルカード。バーチャルカードという点においては Kyash Card Virtual と似たようなものだ。

ただし、事前にチャージしておかないと使えなくて、ビックカメラ Suica カードや PayPay カード、Visa LINE Pay クレジットカードのようなオートチャージ機能もなかったので、結局めんどくさくて一度も使わなかった。というかそもそも iD や QUICPay を使ったことがほとんどない。LINE Pay をメインで利用していた時期は、LINE Pay に対応していない店舗やサービスで、Apple Pay や iD が使えるなら便利かなと思っていたけど、結局そのような場面は来ず使わずじまいになった。

クレジットーカードではないので、利用履歴がしばらくないと自動解約となる仕様だった。自動解約されていたことを 2024 年 2 月 2 日に確認した。再発行することもできたが、結局使わないということがわかったのでそのまま放置した。

2021 年 1 月に発行し 2025 年 12 月が一応有効期限だった。ただし仮に自動解約されなかったとしても、2025 年 1 月 30 日にサービスを終了していた ので、いずれにせよ有効期限まで使うことはできなかった。

DMM カード

DMM サービス内での還元率が 4% になるカード。取得当時(2021 年 3 月)は LINE Pay を利用していたが、その LINE Pay の 3% よりも還元率が高かったので、DMM 内で使うならこっちのほうがお得であると判断して取得した。

DMM でナニを買うかについてはご想像におまかせする。健全な読者ならば想像はつくだろう。とはいっても、「購入する」ことは徐々に少なくなってきていて、無料で楽しむことが多くなっていった。そんな時期でもあったから、そこまでポイントが貯まるわけでもないし、クレジットカード全体の管理コストのことを考えると、別にこれを将来的に持ち続ける必要もないなと思ったので 2024 年 2 月 2 日に有効期限満了で自動解約する手続きをした。それにその手のモノを買うサービスは、何も DMM だけではないから、このサービスのためだけに 1 枚のカードを持っているのも手間だなと感じた。

有効期限の 2028 年 3 月までは一応使える予定ではあったのだが、これも支払いの滞納により自動解約となった。こちらは三井住友ではなくポケットカードである。また、DMM カード自体は滞納していない(滞納するほどの利用もしていなかった)のだが、同社の P-one Wiz のほうで滞納による自動解約をされたことで、こちらも一緒に解約された。まあ滞納よりも前から有効期限満了で自動解約する手続きは取っていたから、それが早まっただけなんだけどね。それにもうほとんど使っていなかったから別に良かった。

まあ最近はまたちょっと VR の熱が再燃してたまに購入したりすることもあるのだが、言ってもたいした額じゃないしたいした額になるほど買うつもりもないので別に再取得したいとも思えない。まあまだ P-one Wiz のほうの残債を支払いきっていないので無理なんだけど。

2021 年 3 月に取得して、2028 年 3 月が有効期限だった。2024 年 2 月 2 日に有効期限満了で自動解約する手続きをしたが、P-one Wiz の滞納により即時解約となった。

シネマイレージカードセゾン

先に述べたシネマイレージカードのクレジットカード機能付帯版。年 1 回以上使用すれば年会費が無料になるのでシネマイレージカードよりもお得ということで取得した。シネマイレージカード(クレジットカード機能なし)の年会費は映画館に行って手動で更新しなければならないが、こちらはふつうのクレジットカードと同様に(年会費が発生する場合は)自動的に引かれるタイプだったなので、年会費を払い忘れて失効するというリスクがないのもメリットだった。

ところが先述したとおりそもそも映画を観に行くことがなくなってしまったのでお役御免となり 2024 年 2 月 2 日に解約した。取得したのは 2021 年 6 月で、有効期限は 2026 年 6 月だった。

利用用途・取得目的が映画 6 回視聴で 1 回無料という、本当にただそれだけだったので、年 1 回の利用すらしていなくて、一度年会費を請求されてしまった。じゃあもうとっとと解約したほうがいいんじゃないのということで、有効期限満了を待たずに解約した。解約手続きをした翌日 2024 年 2 月 3 日に物理カードも裁断処分した。

ちなみにシネマイレージカードのほうでも書いたが、当時は 330 円だったはずの年会費が、今は 2,200 円になっている。年 1 回以上の利用で無料になる仕様はそのまま残っているらしいが、使用せずに請求されたら、映画 1 本無料になるよりも高くついてしまうな。

楽天カード

通信キャリアに楽天モバイルを選んで使い始めたときに一緒に取得したもの。楽天モバイルの決済にのみ使っている。あとは楽天ポイントカードでもあるから西友で楽天ポイントを貯めるときにも一応使ってはいる。楽天 Edy にも使えるらしいがこれは一度も使ったことはない。

楽天モバイル用に取得しただけなので利用用途もそれに限定されている。そして還元率も 1% と平凡なのだが、楽天モバイルの支払いに自動的に消費してくれるので手間がかからないという理由で使い続けているが、正直に言えば惰性で、楽天ポイントのように自動でなにかに消費される手間のかからないものであれば別に楽天カードじゃないカードで決済しても問題はない。ただ楽天モバイルを契約するときに同時契約すると楽天ポイントがいくらかまとまって得られるキャンペーンをやっていたので楽天モバイル決済用としてとりあえず取っただけである。

2021 年 10 月に取得し有効期限は 2026 年 10 月だ。今も使用しているが、物理カードは使用しないので 2024 年 2 月 20 日にカードを裁断し処分した。なにか楽天カード固有の特典を忘れているだけかもしれないが、もしそうではないのだったら、楽天モバイルの決済を別のカードに変更して、有効期限が到来する前に期限満了で解約する手続きを取るのもありかもしれないな。

楽天カード解約してもいいかも に改めてまとめた。

楽天経済圏という言葉というか概念があるが、楽天モバイルを使っている程度で楽天経済圏にはほぼ入っていないので楽天カードの恩恵はあまり受けられていない。ネットショッピングは今ではあまりしないし、するとしても楽天ではなく Amazon を使うので。

エポスカード

現在住んでいる物件に引っ越してきたときに取得したカード。この物件ではエポスカードに限りクレジットカードで家賃を支払うことができる。そのため引っ越したときに取得した。

実を言うと取得するつもりはなかった。たしかに家賃をクレジットカードで支払うことができれば、家賃は高額なのでポイントがたくさん貯まる。しかしこのころすでにクレジットカードによる管理の手間とポイントを失効しないように管理することに疲れており、エポスカードなんて今まで使ったことないからそのカードで貯まるポイント(エポスポイント)もどうせ使いづらいのだろうと思っていた。実際、P-one Wiz などと同様に自動で使われるタイプのポイントではない(ギフト券などに変換する必要がある)ので使いづらい。

しかし引っ越しして決済手段を確定させる必要があった時期に電話がかかってきて、エポスカードどうですかと営業を受けた。正直自分から積極的に取得する手間をかけるつもりはまったくなかったのだが、この電話でエポスカード取得とともに家賃の支払いにも自動的に設定されると案内があったので、まあそれだったら自分でまだいいかなということで取得することになった。ポイントが使いづらくて失効してしまうにしても、本来クレジットカードを使わなければ一切ポイントなどは貯まらなかったわけだし損することはないかなということで。

2024 年 8 月から 10 月の約 3 ヶ月間にかけてオーストラリアに渡航しており、一度この物件は解約したのだが、帰国後、また住居を探さないといけないなということで物件を調べていたら、なんとこの 3 ヶ月間、そのまま空部屋のままになっていたので、他のところに移るのもめんどくさいし、ということで再度同じ物件を契約し直した。そのときの情報も残っていたようで、そのままクレジットカード決済での家賃支払いを継続することができた。

特に帰国後から金銭的に厳しくなって何度かクレジットカードの引き落とし日までにギリギリ間に合わなくて若干滞納期間が発生してしまったりしていたのだが、月末の引き落としで引き落とせなかったものを翌月の初めでまとめて支払う(報酬の振込のタイミングがクレジットカードの引き落とし日よりも遅かったのが原因)ことがほとんどだったので延滞金もペナルティも特になく使えている。今思えばもし口座引落だった場合は、わずかな期間とはいえ家賃をダイレクトに滞納する事態になっていたので、そう考えるとクレジットカードが支払い遅延のクッションになっていたので結果的によかったのかもしれない。実を言うとこれを書いている今月も家賃が支払えない状況になることが確定しているので、また少しの間だけ滞納することになってしまうが、無事乗り切れることを祈る。

2022 年 11 月に取得し、有効期限は 2027 年 11 月。ただし物理カードは一切使用しないので 2024 年 2 月 3 日にカードを裁断し処分した。

一度オーストラリア渡航でこの物件を離れたものの、それを除けば 2022 年 11 月からこの物件に住んでいるので、主に家賃支払として使っている。最初は本当に家賃支払にしか使っていなかったんだけど、ここまで何度も書いているとおり滞納によりクレジットカードが立て続けに利用停止してしまったこと、またそれに加えてその後も既存のクレジットカードの支払いが厳しくなったときに、サブスクの支払いを継続するために、回避策として iCloud の月額料金などに利用していたりする。今は別のカードに戻すこともできるけど、そのままになっている。

Visa LINE Pay クレジットカード(P+)

先述した Visa LINE Pay クレジットカードの後継カード。Visa LINE Pay クレジットカードのポイント還元率激減によるユーザ離れ対策なのかもともと PayPay にシェアで負けていたことに対抗するためなのかなんなのか知らないが、LINE Pay での最大還元率は脅威の 5% となっていた26。先に述べたとおり今は LINE Pay はサービス終了しているので、それに伴い Visa LINE Pay クレジットカードおよび Visa LINE Pay クレジットカード(P+)は新規発行が停止されている。LINE Pay も使えないし、今は持っていても役に立たないカードである。

これも Visa LINE Pay クレジットカードと同様で三井住友だったので、滞納の関係上、2024 年 10 月 28 日に自動解約された。これが滞納していたカードである。現在は残債はすべて完済している。今でも覚えているが、滞納分の支払い催促の電話口の相手がめちゃめちゃ高圧的で、まるで闇金のようだった。いつ払えるのか、会社名はなんだと、とても高圧的な口調でまくし立ててきた。こちらも滞納したくてしているわけじゃなくて、本当にそのときは払えない状況だったから払っていなかったのだが、そんなことはお構いなしという態度だった。たぶんあの電話窓口は三井住友本家ではないのだろうが、それにしてもあのような人を人とも思わぬような態度で接客する下請けを、金融業においてそれなりにネームバリューのある三井住友が使うんだという驚きもあった。

現在も残債を支払っている P-one Wiz とほぼ同額の滞納額だったのだが、当時どちらかを完済するのがやっとという状況で、こちらがあまりにも高圧的だったのでさっさと縁を切りたいという一心で先にこちらを完済した。まあ P-one Wiz のように毎月少しずつ返済していく方法がそもそも取れたのかどうか(確認しなかったので)わからないが。

そんなわけで今はもう利用停止になっているのだが、仮になっていなくても LINE Pay がサービス終了してしまったのでいずれにせよ使うことはもうない。

2024 年 3 月に取得し本来の有効期限は 2029 年 2 月だった。取得したのが比較的最近なので、わずか半年ほどで利用停止になってしまったということになるが、そもそも LINE Pay がサービス終了していることを考えると、このカード自体、老い先短い運命だったということだな。

Wise デビットカード

名前にあるとおりこれはクレジットカードではなくデビットカード。オーストラリアに渡航する前に取得した。

まず Wise のアカウントを取得し、そのアカウントの残高から即時引き落としされるという形で決済するために発行した。Wise は国際銀行口座のようなもので、日本円、オーストラリア豪ドルを初め、世界中の様々な外貨を取り扱っている。日本の銀行口座から Wise に日本円としてお金を移動し、その日本円をオーストラリア豪ドルに変換することでオーストラリアで決済を行うことができる。レートが良いということでおすすめされていたので、Wise を使うことにした。

実を言うと滞在中の後半は日本のクレジットカード(Wise ではない通常のクレジットカード)を使って買い物をしていたのだが、渡航するまではまだそれができるかわからなかった。正確に言うと、国際カードブランド(VISA, Mastercard など)なら理論上できることは知っていたのだが、ふだん日本で使っているクレジットカードをいきなり海外で使うと、不正利用とカード会社が判断して止められてしまうというケースがあるという情報を得ていた。そうなるとそれを復活させるにも、電話がまともにできるか不安だし困ってしまうので、保険として Wise デビットカードを持っていこうとなった。発行には厳密な本人確認および固定の住所が必要で、渡航してからでは発行は難しい(というか間に合わない)ので日本にいる間に発行した。

先述したとおり、後半はあまり使っていなかった。それは日本のクレジットカードが止められることなくそのまま使えることに気づいたというのも一つの理由としてあるのだが、単純に金銭的に厳しくて自分が持っている残高(現金)では生活がままならなくなってしまった。だからとりあえず次の引き落とし(あるいはそのさらに次の引き落とし)までは使えるクレジットカードでその場しのぎをしていた。それがここまで何度も書いてきた滞納につながっている。

金銭的な問題だけでなく、オーストラリアでの生活がしんどくなってきてしまった27ので、わずか 3 ヶ月で帰国することになった。それに伴い、というか、そもそも滞在中の後半からは使っていなかったこともあるし、日本に帰国してからは使う必要性がまったくないので使わなくなった。

2024 年 7 月に取得し有効期限は 2029 年 7 月である。日本のクレジットカードと違って取得がちょっとだけ煩雑だったのと、もしかしたら 2029 年までの間にまた海外に渡航する可能性がゼロではないことから、一応まだこのカードは解約せずに残している。

でも今はまた海外に行きたいとはまったく考えていないし、行くとしても旅行程度だろう。それなら日本のクレジットカードでも十分だろうし、日本円を Wise の口座に入れてそれを別の外貨に変換するというのはけっこうめんどくさい作業なのでもう使うことはないだろう。Money Forward に対応していないのも大きなデメリットの一つだ。それならもう解約しちゃってもいいかもなと今書いていて思った。

NAB’s Visa Debit Card

オーストラリアには、いわゆるメガバンク的な存在の銀行が 4 つある。そのうちの一つが NAB (National Australia Bank) である。これはその銀行口座に付帯してついてきたデビットカードだ。

4 つあるうちの NAB を選んだのは、維持手数料が無料であることと日本支店があることだ。日本支店があるからといってなにか恩恵を得られたわけではないのだが。日本で銀行口座の維持費がかかるというのはあまり聞いたことがないのだが、オーストラリア(あるいは海外全般)ではそれはわりとふつうにあるようだ。NAB は無料と記載があったのでこれを選んだ。

現地で仕事が見つかったら、その給与の振込先として現地の銀行口座が必要になるので、先だって準備しておこうと思い開設した。しかし結局、現地で仕事は見つからず、使わずじまいになった。

現地の通信キャリア(Optus)もそうだったのだが、オーストラリアでは各種契約を行う際の身分証明がポイント性になっており、パスポートで何点、国際運転免許証で何点、というふうになっている。そしてその点数の合計が一定に達するとオンラインで通信キャリアの契約をしたり銀行口座を開設したりすることができるのだが、残念ながらその点数が足りず、最初 Optus の契約ができなかった。なので Miranda 駅の大きな商業施設内にあるショップで Optus と NAB の契約をした。

その後、2024 年 9 月 7 日の正午ごろにホステルからシェアハウスに帰宅したときに郵便受けに届いていた書類を開封し、同梱されていた情報をもとに 13 時ごろにアカウントにデビットカードをアクティベートした。

店舗で契約するときに、郵送ではなく店舗で再び受け取りたいと伝えたのだが、受け取り可能の連絡はなくそのまま郵送されていた。結果的に受け取れたのでよかったのだが、うまく伝わっていなかったみたいだな。というかシェアハウスの郵便ってけっこうザルだよな。日本のそれや他のシェアハウスはどうなのか知らないが、住居人全員の郵便物が一つの郵便受けにまとめて届けられるので、簡単に盗まれそうだ。デビットカードを共用の郵便受けに入れるってけっこうやばくないか?

とはいえ繰り返しになるが、結局現地では仕事は見つからなかったので、デビットカードは一度も使っていない。ただし銀行口座に関しては、シェアハウスを引っ越すときの預り金の受け取りとして 1 度だけ使用した。その後、そのお金を日本の銀行口座に送金した。

2024 年 8 月に取得し有効期限は 2027 年 12 月となっている。日本のデビットカードやクレジットカードより少し期間が短めだな。銀行口座はそう何度も閉鎖したり開設したりを繰り返すと開設できなくなるリスクがある。もし今後またオーストラリアでの生活にチャレンジするとなったときのことを考えて銀行口座はそのままにしておこうと思っていた。デビットカードは銀行口座に付帯していて、単体で解約するのは難しそう(そもそもできるか不明)なので解約はしていないのだが、おそらく使うことはないだろう。

有効期限が切れたらどうなるのだろうか? もうオーストラリアには住んでいないから受け取ることもできないし。その場合は銀行口座とともに自動解約ということになるのかな。というか銀行口座って一定期間まったく使っていないと自動的に閉じられてしまうみたいなことを聞いたことがあるし、いずれそうなるのかも。

おわりに

以上が、かつて持っていたカードおよび現在も利用しているカードである。いくつかクレジットカードではないものも混じっているが、ざっと 20 枚ほどだ。実際には取得していないが、実は取得しようとしていたカードがこれ以外にもある。覚えている限りで言うと Kyash Card、WAON カード(クレジットカード一体型)、セブンカードの 3 枚が挙げられる。

Kyash Card に関しては Kyash Card Lite のときに述べたとおり。WAON カードは、まいばすけっとをよく利用していたときに、これだけ利用するなら WAON ポイントを貯めたほうがいいのではないかと思い、その他の優位性もあるクレジットカード一体型の WAON カードを取得しようとしたが、何度申込みをしても審査に落ちてしまったので諦めたのを今でも覚えている。審査基準が謎である。セブンカードはセブンイレブンをよく利用するというまいばすけっとと同じ理屈なのだが、このころすでにポイントとかよりも管理の手間に辟易していたこともあり結局取得することはなかった。

繰り返しになるが、どれだけ還元率が高くてお得だったとしても、そのポイントの使い道があまりなかったり失効してしまったりするようでは意味がない。そしてズボラな自分は何度も失効を経験しているので、結局クレジットカードの還元率の恩恵よりも、管理の手間やもうすぐ失効するからどこかで(無理やり)使わなければいけないという心理的負担のほうが大きかった。

人生はいかに出費を抑えるかを競うためにあるわけではないし、ポイントも所詮は現金と同じ、フロー資産なのである。今手元にある現金ないしポイントは、その 1 円 1 円(1 ポイント 1 ポイント)が何をした報酬として得た結果なのかはわからない(お金に色はない)から、貯まったポイントでどれくらい得をしたかを実感しても虚しいだけであるということに気づいた。それにかける管理コストや心理的負担を考慮したとき、クレジットカードやポイントのことを調べたり考えたりしている暇があったら、毎月 1 時間でも残業していたほうが圧倒的に得られる収入は増えるだろうし、友人とお茶していたほうが幸福度は上がるかもしれない。

失効したときの虚無感も忘れてはならない。それに、得られるポイントよりも滞納した際の遅延損害金や分割払いの手数料のほうが遥かに大きい。そうした損失を何度も経験しているので、もはやポイントが云々とかは雀の涙程度に過ぎない。

そんなにお金やポイントが大事なら給料や単価の高い仕事に就くことを考えたほうが圧倒的に効率的だし、そもそもそれすらもフロー資産であることに代わりはないから、それならもっとお金ではないところに目を向けたほうが健全である。お金やポイントのために時間や労力を犠牲にすることこそもったいないと思うようになった。

今現在所有しているカードの中にも不要なものはある。追々解約していき、最終的には 2 〜 3 枚程度に留められるようにしておきたい。ただ、還元率だけではなく利便性もあるからそこはなかなか難しいところである。今さら Suica や PayPay で手動チャージする運用に戻すのはめんどくさいしなあ。

クレジットカードが 5 枚利用停止になったのでデビットカードを検討してみる に書いたとおり、理想を言えばクレジットカード自体も後払いになるのであまり使いたくないのだが、それは現実的ではないので仕方ない。現代は、便利なようで不便である。

ドメインもそうなのだが、最初は面白がっていろいろ試してみたりするのだが、時期が経つとなるほどこんなもんかとわかってきてこんなにいらないなとなって手放す。30 歳を迎えるこの時期は、10 代・20 代のころに若気の至りで増やしてきたものを、手放す時期なのだろう。

  1. 厳密には有効かどうか。物理カードは使わないから裁断したとしても現役で使用しているものは所持しているとみなす。 ↩︎

  2. 取得当時の特定の用途・サービスにおける最大還元率の意。 ↩︎

  3. あくまで筆者が個人的に感じていた優位性であり、それ以外の特典等については考慮していない。また情報は当時のものでありすでに還元率が変わっているもの、サービスが終了しているものもある。 ↩︎

  4. 当時の還元率ははっきりとは覚えていない。 ↩︎ ↩︎2 ↩︎3

  5. 新規申込受付は 2022 年 3 月 31 日をもって終了した。後継カードは 三菱UFJカード と思われる。還元率 20% と書かれているがこれを達成するためにはいろいろ無駄なことしないといけないのでなしかな。今になってメガバンクも還元率とかで人気取りをし始めたけどやることがこすいんだよな。 ↩︎

  6. 年 1 回以上の利用で年会費が無料になる。 ↩︎ ↩︎2 ↩︎3 ↩︎4 ↩︎5

  7. カードの仕様変更に伴って旧カードであるこちらが無効化されたのだが、いつ無能になったかは不明。新カードが届いたタイミングだとすると 2022 年 5 月ごろか。 ↩︎

  8. 実質 4,400 円だった(11,000 円 - マイ・ペイすリボ割引 5,500 円 - ウェブ明細割引 1,100 円)。 ↩︎

  9. 2021 年 11 月 30 日に新規申込受付を終了した。現在の後継カードは PayPay カード(後述)。 ↩︎

  10. 現在は LINE ヤフー株式会社となった。 ↩︎

  11. 正確な時期は不明だが、2023 年 11 月 27 日に Yahoo! ショッピングで買い物しようとしたときに使えなかったのを確認した。そののち 2024 年 2 月 2 日に電話で確認したところ、PayPay カードへの移行に伴いすでに利用不可になっていたことを聞いた。 ↩︎

  12. 昔は頻繁に高還元率のキャンペーンを実施していたが、現在は平凡でしょっぱくなった。 ↩︎ ↩︎2

  13. 滞納による利用停止処分を受けた。 ↩︎ ↩︎2 ↩︎3 ↩︎4 ↩︎5

  14. 2025 年 9 月 30 日にサービスを終了した。後継カードは Kyash Card。 ↩︎

  15. 2024 年 10 月 31 日をもって新規申込受付を終了した。カード自体は有効であればまだ使えるのかもしれないが、LINE Pay は終了したので使い続ける意味も特にないだろう。LINE Pay が終了したので後継カードは特になし。 ↩︎ ↩︎2

  16. すでに新規発行が停止されているが、晩年は 0 円に変更したようだ。 ↩︎

  17. 2025 年 1 月 30 日をもってサービスを終了した。LINE Pay も終了したので後継カードは特になし。 ↩︎

  18. 当時はポケットカードから発行されていたが、2025 年 8 月 31 日をもって取り扱いを終了クレディセゾン発行に移った らしい。 ↩︎

  19. 当時の金額。今は 2,200 円になった ようだ。 ↩︎

  20. カードの仕様変更に伴って年会費無料となった。 ↩︎

  21. カードの仕様変更に伴って Prime 会員特典は消えた。 ↩︎

  22. ヤフーカードが PayPay カードに転生した。ヤフーカードの後継カードなので 2 代目と表記する。 ↩︎

  23. 対応したのは 2024 年 3 月 21 日 のこと。 ↩︎

  24. 1% オフになったあとの支払額に対してポイントが付与されるので 99% × 0.5% = 0.495% になる。1% オフと合計すると 1.495% になる。 ↩︎

  25. この当時は LINE Pay をメインで使っていて、PayPay が使えるところではだいたい LINE Pay も使えるので、まさか PayPay との間にこんなにシェアの差があるとは調べるまで思っていなかった。 ↩︎

  26. もちろん LINE Pay で常に 5% になるわけではなく、ランクに応じて変化し、最大 5% になる。 ↩︎

  27. 現地での仕事は見つからない、人生初めてのシェアハウスは肌に合わない、食べ物が美味しくない、友人に会えない、楽しくない、などなど……。 ↩︎

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