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Google カレンダーで予約スケジュール(Appointment schedules)の予約枠のみを非表示にする方法

Google カレンダーにある予約スケジュール(Appointment schedules)が本来の予定と混じって大量にカレンダー上に表示されてしまうのが邪魔なのでそれを非表示にする方法について解説する

Google カレンダーで予約スケジュール(Appointment schedules)の予約枠のみを非表示にする方法

TL;DR

以下の手順で予約スケジュールの予約枠をオフにすることができる。

  1. ブラウザで Google カレンダーを開く
  2. 画面上の日・週・月・年表示などを切り替えるプルダウンメニューをクリックする
  3. プルダウンメニューの一番下にある「予約スケジュールを表示する」(英語: Show appointment schedules)のチェックをオフにする

以下、備考。

  • 予約枠を非表示にしても予約スケジュール自体は引き続き利用可能
  • iPhone アプリでは未対応(Android は知らん)

予約スケジュールの利便性

Google カレンダーでは「予約スケジュール」(英語: Appointment schedules)という機能がある。これを使うと、あらかじめ設定した時間帯に人から予約を入れてもらうことができる。たとえば転職活動において企業との面談や面接がある際に、設定した予約スケジュール用の共有リンクを人事に共有すればそこから自分の空いている時間帯に相手が勝手に予定を入れてくれる。これにより

  • 人事: 「都合の良い日時を教えて下さい」
  • あなた: 「こちらが面談可能なスケジュールは ◯◯ 日 △△ 時 〜 □□ 時と ●● 日 ▲▲ 時 〜 ■■ 時と …… です」
  • 人事: 「●● 日 ▲▲ 時 〜 ■■ 時で日程を調整させていただきました。ご確認よろしくお願いします」
  • あなた: 「日程を調整いただきありがとうございます。当日はよろしくお願いします」

と言っためんどくさいやり取りが簡略化されて日程調整までの時間短縮と手間の削減につながりお互いウィンウィンである。まあ これが失礼だと感じる人間もわずかにいるらしい が、そんな非生産的な人間とは関わるだけ無駄なので気にする必要はないだろう。

予約スケジュールの問題点

さて、そんな便利な予約スケジュール機能だが、予約枠が大量に表示されてしまうというデメリットがある。

予約枠が表示されたカレンダー

これは大量の予定が入っているのではなく、予約スケジュールによって設定された「予約枠」が表示されているだけで、実際の予定ではない。たとえば上記の画像だと 12 時、15 時、17 時などに予定が空いているので誰かから面談等の予定を入れてもらえる枠が表示されているだけだ。

本来の予定と予定枠が両方混じって表示されているのは見づらいし、予約枠は予定があるわけではなくむしろ予定が今のところないということを示しているのにそれが常に表示されているのも意味不明だし、単純に予約枠が多めに設定されていると大量に表示されてしまうのも鬱陶しい。

なのでこれを非表示にしたかったのだが、調べてもなかなか答えにたどり着かなかったのでここで備忘録として残しておく。

予約枠を非表示にする設定方法

設定自体は簡単だ。ブラウザで Google カレンダーを開き、画面上の日・週・月・年表示などを切り替えるプルダウンメニューをクリックし、一番下にある「予約スケジュールを表示する」(英語: Show appointment schedules)のチェックをオフにすればいい。

英語日本語
予約枠を非表示にする(英語版)予約枠を非表示にする(日本語版)

これで予約枠が非表示になる。

予約枠が非表示になったカレンダー

なお、単に予約枠が非表示になっただけであって、予約スケジュール自体が消えたわけではないので安心されたし。共有リンクは引き続き有効で、それによって追加された正式な予定に関しては予約枠の非表示とは関係なく表示される。

予約スケジュール

たったこれだけのことなのだが、調べても全然すぐに出てこないのはなんでだろうな……。しかも「できない」と誤認させるような情報まであって非常に紛らわしい。ChatGPT に聞いても「それはできない」と言われた。Google Gemini に聞いても 1 最初は存在しない手順を説明されて、そんなものはないとしつこく粘ったらようやくこの情報を教えてくれた。天下の Google のクセになんかかなり不親切だなと思った。

ちなみにこれは ブラウザ版でしか非表示にできず、iPhone アプリでは非表示にできない 点に注意。Android は知らん。なんでできないんだろうな。Android を買ってほしいからあえて iPhone は不便にしているのかな。せっかくいい機能なのにもったいないよな。

予約枠の使い勝手が悪い

ついでにいうと、予定と予定が連続しないように(たとえば 12 時 〜 13 時の予定のあとに 13 〜 14 時に予定が入ると連続してしまうのでそれを避けるための)インターバルを設けることができるのだが、これがなんか微妙に使い勝手が悪い。最低限被らなければいいだけなのに、最初から被ること前提の予約枠になってしまう。

たとえば 1 つの予定の時間枠が 1 時間だったとして、12 〜 20 時までの予約枠を設けているとする。そしてインターバルは 1 時間とする。この設定の場合、12 〜 20 時の間で 1 時間の予定を入れてもらうことができるが、ただし先述したとおり 12 〜 13 時と 13 〜 14 時のように連続で予定を入れることができないようになる。予定と予定の間には 1 時間のインターバルが入るので、12 〜 13 時に予定がある場合は、次の予定は早くても 14 時からとなる。

この機能自体はいいのだが、たとえば 12 時から予定枠が始まっている場合、12 〜 13 時に予定が入ったこと前提として、13 〜 14 時の予定は最初から入れることができず、14 〜 15 時が次の枠となってしまう。つまり、12 〜 20 時の間で、1 時間枠、インターバル 1 時間で設定すると

  • 12 〜 13 時
  • 14 〜 15 時
  • 16 〜 17 時
  • 18 〜 19 時

の 4 枠しか予定を入れてもらうことができない。たとえ 12 〜 13 時、14 〜 15 時に予定が入っていなかったとしても、13 〜 14 時の時間帯で予定を入れてもらうことはできない。すでに入っているからできないのではなく、最初からそういう時間帯で予定を入れてもらうことができない仕様となっている。

これは設計的になにか難しいのだろうか。外部のリソースを使っているなどの理由で予定の取得が遅れダブルブッキングが発生しうる環境ならたしかに難しいだろう(というかそもそもダブルブッキングが発生してしまう時点でサービスとしては微妙だが)。しかしすべてを Google 側で制御しているなら、13 〜 14 時の枠で予定が入ったから、それ以降は 12 〜 13 時と 14 〜 15 時には予定は入らないようにスケジューリングし直して表示する、みたいなことは技術的にはできそうな気がするが、天下の Google ともあろうものがなぜそうしなかったのだろうか。

まあ後半はわりと愚痴になってしまったが、今回は Google カレンダーで予約枠を非表示にする方法について説明した。便利なのはたしかなので、改善してほしいな。

予約スケジュールツールの乱立と変遷

ちなみに Google カレンダーがこの機能をローンチするまでは、いろんなサービスが乱立していてどのサービスを使えばいいのか困る時期があった。しかも細かい予約の設定をしたければ有料というサービスが多かったが、頻繁にあるわけではない転職活動の面談の予約という限定的な用途でサブスクに登録するというのはもったいないし、もっと言えば転職活動中で収入が一時的に入ってこない時期にそんなところにお金を使いたくないという気持ちもあるし。

だから Google のようなでかい企業が、Google カレンダーというよく使うサービスにこの機能を追加してくれたのは素直に嬉しい。かつて筆者は YouCanBookMe: Free Online Scheduling Tool というのを使っていたが、Google カレンダーがこの機能を実装してくれた今はもう使っていない。

  1. Google Gemini は Google Workspace (有料版 Google アカウント) だと Gemini の共有リンクが生成できない。有料版であるがゆえの不便さがあるのは納得できないな。管理者が共有リンクを生成できないようにすることができるならまだしも、有料版では機能として提供されていないのは不便すぎる。 ↩︎

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