IKEA・ポケセン・焼肉・恋愛
友人と IKEA、ポケモンセンター、焼肉ライクに行った。そして恋愛話に花を咲かせつつも心のなかに感じたざわめきを吐露する。
友人と IKEA へ
今日は友人と南船橋の IKEA に行ってきた。有名な家具メーカーなのでもちろん昔から知っていたが、実際に店内を見て回るのは今回が初めてかもしれない。とはいっても目的は家具を探すことではなく、併設しているレストランでランチをすることだった。友人はレストラン目的で IKEA によく来るという。今回会おうとなったとき、せっかくだから IKEA に行こうということになった。南船橋店は友人も来るのが初めてらしい。
船橋といえば、新卒で入社した会社の合宿研修で駆り出されて以来かもしれない。それこそ友人ともそこで同じ班で仲良くなったところもある。今となってはいい思い出だ。駅周辺は IKEA を含めララポートやフードコートなど大きな商業施設がずらりと並んでおり買い物に不自由しない上に人もそんなに多くない(金曜日だったからというのもあるかもしれないが)ので過ごしやすい街かもなと思った。
ランチ
15 時ごろ南船橋駅で待ち合わせをし、IKEA に着いたらまずレストランで遅めのランチをした。レストランはとても広い食堂という感じだった。
ローストビーフ久しぶりに食べた。ちょっと筋張っていて噛み切れないところやレバーも含まれていた。ソースやマッシュポテトは味が濃かった。
ルームセット
そこで政治や資本主義に関する話などを軽くしたあと、家具も見て回ろうということになり様々な部屋に IKEA の家具やインテリアが並べられたコーナーを雑談しながら一通り見て回った。といってもとても広いのでおそらく全部は回れなかった。
いろんな ルームセット を見て感想を聞いている感じ、友人はどうやらシックで落ち着いた雰囲気の部屋が好きなようだ。後述するが、実は最近、友人は彼女ができた。彼女と同棲するならどんな部屋に住みたいかということを聞いたりして話が盛り上がった。
一方で、自分はどんな部屋に住みたいかと聞かれたが、特に何も思い浮かばなかった。一点一点の家具について複数の候補があってどちらかといえばどっちがいいかと聞かれたらある程度は答えられるが、全体としてこんな感じの家具やインテリアをこんなふうに配置して……といった具体的なイメージがまったくわかなかった。おしゃれだなと思う部屋の例はあったが、じゃあそこに住みたいかと言われると、将来的に絶対そういう部屋に住みたいわけでもなければ、別にそういう部屋が用意されていたらそこに住むのはまったく構わないとも思った。つまり、こだわりがないんだろうな。
で、もし自分に将来的に彼女ができたとして、彼女がすべてをコーディネートした部屋に転がり込むのも平気かと聞かれ、まったく抵抗はないと答えた。彼女に全任せで選んでもらっても全然構わないしむしろそういったところへのセンスは皆無なのでむしろありがたいくらいかもしれない。
自分でなにかを決断するのは、本当に限られた範囲において主権を持ちたいタイプなので、それ以外のところ、たとえば今日なにを一緒に食べるかであったり何の映画を見るかであったり、それこそ家具やインテリアをどう選びどう配置するかなどは、頓着がない、というよりむしろ一緒にいる相手が決めてくれるならそのほうがありがたいとすら思っている。本当に一緒にいたいと思える人と一緒にいるなら、なにを食べようが何の映画を見ようが構わないのである。まあこういう男はモテないらしいが。
道中、”LACK” と書かれた家具があって、それがちょっと棚っぽい形状をしていた。
“lack” って「欠落している」とかそういう意味だったよな、棚は “rack” だよな、と思いつつも、天下の IKEA 様が間違えるわけがないと思い、念のため調べてみると、スウェーデン語でニスやラッカーという塗料を指す言葉 らしい。つまり “lack” で合っているっぽい。IKEA はスウェーデン語の会社だからうっかり英語の感覚で間違っていると決めつけてしまうところだった。危ない危ない。そういえばレストランでいろんな箇所に “Hej!” って書かれていたけどこれもスウェーデン語で “Hello!” ってことなんだろうな。
最近、スタンディングデスクがほしいなと思っている。オーストラリアから帰国してから家具をまともにそろえていないので、いつも簡易的な低い机に MacBook を乗せて作業をしているが、姿勢が悪くなりやすい。食事や YouTube などの視聴もすべてそこで行っているので作業スペースが分かれていなくて集中したいときの作業効率も悪いと感じることもある。
だから作業用の机がほしいんだけど、立って作業したいよなと思っていて、買うならスタンディングデスクかなと考えていた。前は自動昇降スタンディングデスクを持っていたんだけど、重すぎるのとあまり立って作業することはなく座って使うことが多く活用できていないと感じたのでメルカリで売ってしまった。自動昇降タイプをまた買ってしまうと引っ越しや移動も大変なのでスタンディング固定のデスクでもいいのかなと思っていた。
そしたらちょうどなんかよさげなのを見つけた。
これを探す目的で来たわけではないし現在転職活動中で生活面だけでなく税金周りでも支払いがきつくなっているので買いはしなかったが、余裕ができたらこういうデスクがほしいなと思った。
ただ懸念点は、高さ固定だと自分の身長と合っていないと肩が疲れてしまうことだ。軽くシミュレーションした感じ、これなら問題なさそうな感じはしたが、実際に長時間使ってみると高さがちょっと合っていないという可能性もあるので、自動昇降ではなく手動で(ハンドルで)昇降できるタイプのほうがいいのかもなとはちょっと思ったりする。実はそれもあったんだけど、ちょっと揺れが気になったのでそれはなしかなと思った。
ララテラス
ざっと見て回ったあとは、また IKEA のレストランに戻り軽く軽食をしながらまた雑談でもしようかという話になったが、せっかくだからちょっと場所を変えてみようということで、ララテラスに向かった。フードコートが並んでいたが、どこも比較的空いていた。ただカフェっぽい感じで落ち着けるところがなかったので結局そこには滞在しなかった。
ポケモンセンター
次にララポートに向かった。このときすでに夜になっていたので、ほとんどのお店は閉まっていたが、ポケモンセンターがあるということで空いているならちょっと寄ってみたいと思い行ってみた。わりとギリギリだったがまだ開いていたので閉店の案内が来るまでの間、店内を見て楽しんだ。
友人はあまりポケモンには詳しくないらしい。第一世代(赤・緑・青・ピカチュウ)は知っているが、それ以外の世代はまばらに知っているという感じだった。自分は大人になってからはほとんど触れなくなってしまったが、それでも友人の目線からするとポケモン好きに見えたようだ。たしかに今の LINE のテーマもポケモンになっているし、以前は Pokemon-Terminal というのを使っていたりしたし、ポケモンはキャラクターとしては今でも好きなのかもしれない。まあなんといっても世界で一番売れている IP だからな。
焼肉ライク
ポケモンセンターを後にしたあとは、だいぶ夜になってきたので夜ごはんを食べようということになって焼肉ライクで焼き肉を食べに行った。
焼き肉は久しぶりだし、焼肉ライクははじめて来たと思う。家の近くにもあるが一度も行ったことはない。一人焼肉もない。
複数人で一つの火を囲み焼いていくスタイルではなく、一人ひとり個別で肉を焼いて食べるスタイルだった。ここでも特定の分野以外であまり主権を発揮しない性格が出ていて、今まであまり自分で肉を焼くっていう経験をしたことがない(だいたい肉焼きは他人に任せてしまう)ので、ちゃんと焼けるかちょっと不安になったりした。特にクロスコンタミネーションが怖かった。
ふつうのタレにレモン汁を混ぜて食べるのが美味しかった。肉もそうなんだけど、米が特に美味しいなと思った。焼肉屋の米ってなんか美味しく感じるよな。サイズは並盛を頼んだんだけど、米が美味しくて肉比での消費スピードが速かったので、大盛りにしておけばよかったと思った。
焼肉屋ではそこまで長居はしなかったし、焼いている間はそっちに意識が集中して会話はほぼなかった。焼き肉とか作業が発生するときはそうなりがちだよね。
Apple 新製品の話
食べたあとは Apple の新商品発表イベントのことについて軽く話した。今回はフルラインナップというか、iPhone も Apple Watch も AirPods Pro も新作が出たらしい。全然ウォッチしていなかったんだけど、iPhone は今 13 Pro だからそろそろ新しくしたいよなと思っているし、Apple Watch も未だに最初に買った Series 4 を使い続けているし AirPods Pro 2 は今でも使ってはいるけど最近ちょっとノイズキャンセリングが壊れているからどうにかしたいなとは思っていた。
iPhone に関してはもっとサイズが大きいの(Pro Max)にしたいという気持ちがある。小さいと QWERTY 配列でのキーボード入力がしづらいなと思っていてフリック入力にしているんだけど、もしかしたら画面サイズが大きくなれば多少はマシになるのかなと思っていたりする。友人は iPhone 15 Pro Max を使っていて QWERTY 配列でタイピングしていてとても効率的に見える。単純に見やすいというのもあるし。
Apple Watch に関しては Ultra 3 が出たのでこれに買い替えたいなと思っている。理由はたった 1 つで、バッテリーの持ちが飛躍的に増えるからだ。ずっと Series 4 を使っているのだがバッテリーが一日持たない。寝ているときもつけたい(睡眠計測)というのもあるけど、起きたら充電しないといけないから全然バッテリーが持たないなという不満がある。外に出たら出たでウォーキングの計測をしたいからめっちゃバッテリーが減るし。これは iPhone でも言えることだな。
つまり、でかいほうが操作しやすいしバッテリーが長く使えるのでいいという理由でどちらも買い替えたい。
そして AirPods Pro に関してだが、正直 AirPods Pro はあまり好きではない。ノイズキャンセリングは BOSE や SONY などの老舗メーカーほど強力ではないし、なにより形が手から落とすことを前提とした設計になっているとしか思えない。
だけど iPhone に接続して外で音楽を聴く分には一番手っ取り早いのは AirPods Pro だし、今回の 3 はどうやらノイズキャンセリング性能が 2 倍になっているらしい。チップは変わってないらしいけど。そして一応防水にも対応したっぽいのでこれも良いポイントだと思った。だからこれもほしいかも……。
とはいえ、今はそれを買う余裕はないので、余裕ができたらまた検討してみようと思う。iPhone 17 からは物理 SIM が使えなくなるらしいから eSIM への移行もしないとな。
サイゼリヤ
Apple 関連で軽く話をしたあとはいつもの流れでサイゼリヤに行った。この時点ですでに 21 時を回っていたんだけど、いつも終電手前くらいまではダラダラと雑談しながら過ごしているのでこれはいつものことだ。
サイゼリヤで一番好きかもしれない冷たいパンプキンスープが、季節限定で復活していたのでこれとカルボナーラを注文した。焼肉ライクで焼き肉食ったのにカルボナーラまで食うのか……って感じだけど焼肉ライクで米をおかわりしなかったのでもうちょっと何か食べておきたいという気持ちになった。まあ結果的にはちょっと食べるのに時間がかかったので注文しなくてもよかったかもとは思ったが。
恋愛話
ここからは主に恋愛話に花を咲かせた。先ほど少し書いたとおり、友人は 7 月はじめごろに彼女ができた。気になる人がいるという情報はその前から聞いていたが、7 月に入ってから告白をし正式に付き合ったとのことだった。週 1 くらいのペースで会っているという。まだ付き合いたてということもあるし、そもそもあまり話したくないのか、彼女のことについてはあまり詳しくは聞けなかった。もっと惚気話をしてくれてもよかったのに。
それとは別件で、高校時代の同級生の結婚式に参加したときに 10 年ぶりくらいに再会した同級生の女友達のことについていろいろ教えてくれた。その人とは高校のときに数ヶ月ほど付き合っていたらしく、再会したときに昔のよしみで連絡先を交換してときどき話をするくらいの仲だという。
その子がかなり変わっているらしく、3P が気になるみたいな話をしてきたらしい。実際に 3P をやったことがあるかどうかはわからないが、その話を聞いてからもうそのことが頭から離れなくなってしまった。その子の写真も見せてもらったのだが、正直かなり可愛いと思う。本人いわく、ルッキズムにとらわれている(常に可愛くないといなければいけないと思っている)らしく、それがちょっとつらいとのことだった。
恋愛に対する苦悩
そんな話を興味津々で聞くのが楽しいという反面、友人はリアルが充実していて羨ましいなと思った。対する自分は、数ヶ月くらい前に魔が差してまたマッチングアプリを軽く使っていたのだが、やはり全然うまくいかなかった。2019 年ごろから初めて、そこから使ったりやめたりを何度も繰り返しているが、うまくいった試しは一度もない。
今回も、一応連絡先を交換して、食事に行ったり服を一緒に選んでもらったり水族館に行ったりした相手がいるのだが、どうにも好きにはなれなかった。自分もある意味でルッキズムなのかもしれない。美は健康の象徴なのである程度は仕方のないことではあると思うのだが、やはり見た目の印象からして好きになれる感じではなかった。
それでも、あくまで友達として、あるいは経験がない状態でいざ本命の相手を目の前にしたときに何もできず失敗するのを恐れ、予行演習として曖昧な関係を続けてみようと思ったのだが、やはり本意ではないというのが自分の行動にも現れてしまい、LINE で衝突が発生して以来、連絡はしていない。一応 9 月に入ってから映画を見に行くという約束はあったが、まあ当然の如くこれは破棄されるだろう。
年齢も年齢だし、これから本気で好きになれるような相手が突然現れたとして、いきなりうまくいくとも思えない。経験値が足りない。そもそもこれからそんな相手が現れるとも思えない。マッチングアプリは金と時間と労力ばかりが取られるだけで、それに見合った出会いが得られない。それに、恋愛関係に結びつくまでの道のりと手順が非常に長く面倒なものに感じられてしまう。ありていに言えば、彼女を作るという作業がめんどくさいものになってしまっている。いちいち気を使わなければいけないのも疲れるし。コストに見合うだけのリターンが得られないと感じる。
それでもできるならほしいという欲求が抑えられないのは、本能という厄介な存在のせいである。また、友人も言っていたが、これからどんどん年を取っていく中でずっと一人で暮らしていくのはさみしいと感じる面もあるのかもしれない。そことのトレードオフが、どうにも折り合いがつかないせいで苦悩している。
正直、今はがんばって彼女を作ろうとは思えない。できるならほしいけど、自分から作りたいとは思えない。もういっそのこと、一切そのような欲求がわかず、そしてそれでもまったく不幸を感じずに済むように脳を改造したいくらいだ。
友人も気を使っているとは言っていたので苦労していないわけではないのだろうが、それでも自分と比べればはるかに順調に、少なくとも不自由なく欲求が満たせているように見える。数少ない友人が恋愛でうまくいっているのは素直に喜ばしいことだし恋バナを聞くのは好きなのだが、それと同時に現状の自分を惨めに感じる気持ちも生まれて、どうにもいたたまれない気持ちになった。
友人と解散して、帰路につく際、このモヤモヤを整理するため、1 駅手前で降りた。今日は雨が降るという予報があったので傘を持ってきたが、友人といる間はまったく降らなかった。そして電車を降り、駅を出たら雨が降っていた。1 駅手前で降りたあとに気づいた。そしてその雨は、時が経つごとにだんだんとその力を増し、しまいには大雨となり靴やズボンの裾野がずぶ濡れになった。まるで心の内のざわめきに呼応して天が大粒の涙を流すかのように感じられた。
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